新宿の歴史を紹介する新宿区立の博物館です。宿場町「内藤新宿」から繁華街に発展した歴史と、夏目漱石など新宿ゆかりの近代文学などを紹介しています。バリアフリーな施設で、車椅子で観覧できます。

アクセスは曙橋駅や四谷三丁目駅から徒歩8分の案内です。靖国通りと新宿通りを結ぶ津の守坂の中間付近にあり、どちらの駅からアクセスしても坂道を通ります。
来館者用の駐車場はありませんが、身障者の利用に限りエントランス前に駐車できます。空いていれば予約なしでも利用できますが、事前に電話連絡をしておくと、警備スタッフに情報が伝わります。今回は事前連絡を行い、車種と色を確認されました。

エントランス横のスペースに車椅子マークが掲示されています。その隣のスペースも利用できるので、合計2台が駐車可能です。庇の下にある駐車スペースなので、車でアクセスすれば雨天でも濡れずに利用できる博物館です。

エントランスからは段差の無い構造です。

入口の前には四谷見附橋の高欄が展示されています。この他にも、屋内外に各種の歴史遺産が展示されています。

出入口はフラットな構造の自動ドアです。

正面奥に受付があります。新宿歴史博物館は有料の施設ですが、観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳を提示して、無料観覧券を発券していただきます。

新宿歴史博物館はB1から2Fの3フロア構造で、1Fは受付とミュージアムショップ、B1が展示室、2Fは閲覧室や講堂です。バリアフリートイレは1Fと2Fに用意されています。

エレベーターが1基あります。かごは普通サイズで、一般的な車椅子は乗り込めます。

B1には常設展示室と企画展示室があります。常設展示室内に4か所の撮影スポットが設定されています。最初のスポットは「内藤新宿の復元模型」です。

次のスポットは「商家のたたずまい」。

3番目のスポットは「東京市電5000形」。

最後のスポットは「文化住宅の生活」です。常設展示室内は車椅子で観覧できます。

企画展示室も段差の無いフラットな構造です。

傾斜地を利用した構造で、B1の前は「サンクンガーデン」。ガラス越しにお庭を楽しめます。

お庭には歴史遺産の展示もあります。

多くの人が良く知っている現在の新宿。その歴史を知り、見覚えのある場所の昔の写真などが楽しめる博物館です。

新宿歴史博物館はバリアフリー施設です。身障者に限り車でアクセスできます。
別稿で「新宿区立漱石山房記念館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年2月に執筆しました)