駐日韓国文化院 ギャラリーMI 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都新宿区、四谷四丁目にある「駐日韓国文化院」は、「韓国文化コンテンツを総合的に広報し、シナジー効果を創出するための文化交流の場」です。ホールや屋上庭園、図書室などがあり、1Fの「ギャラリーMI」では、だれでも無料で観覧できる展示会が定期的に開催されています。

アクセスは四谷三丁目駅から徒歩3分の案内。一般来館者用の駐車場はありません。新宿通りに面し、HPによると「入口の柱には木造建築に使われる装飾丹青がほどこされて」いるそうです。出入口はフラットで車椅子での出入りに問題はありません。

1Fにバリアフリートイレがあります。今回取材時は施錠されていて「ご利用される方は受付にご連絡ください」という札が掲示されていました。

ギャラリーMIは面積 283.5㎡のフラットな展示室です。HPでは「韓国の情緒が一目で感じられる展示会はもちろん、韓日両国の文化を互いに楽しめる展示会など、様々な展示を行」うと案内されています。

駐日韓国文化院のギャラリーMIは、車椅子で観覧できるバリアフリーな文化施設です。

(本稿は2024年1月に執筆しました)

近隣にある古刹「笹寺長善寺」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

新宿歴史博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

新宿の歴史を紹介する新宿区立の博物館です。宿場町「内藤新宿」から繁華街に発展した歴史と、夏目漱石など新宿ゆかりの近代文学などを紹介しています。バリアフリーな施設で、車椅子で観覧できます。

新宿歴史博物館

アクセスは曙橋駅や四谷三丁目駅から徒歩8分の案内です。靖国通りと新宿通りを結ぶ津の守坂の中間付近にあり、どちらの駅からアクセスしても坂道を通ります。

来館者用の駐車場はありませんが、身障者の利用に限りエントランス前に駐車できます。空いていれば予約なしでも利用できますが、事前に電話連絡をしておくと、警備スタッフに情報が伝わります。今回は事前連絡を行い、車種と色を確認されました。

新宿歴史博物館

エントランス横のスペースに車椅子マークが掲示されています。その隣のスペースも利用できるので、合計2台が駐車可能です。庇の下にある駐車スペースなので、車でアクセスすれば雨天でも濡れずに利用できる博物館です。

新宿歴史博物館

エントランスからは段差の無い構造です。

新宿歴史博物館

入口の前には四谷見附橋の高欄が展示されています。この他にも、屋内外に各種の歴史遺産が展示されています。

新宿歴史博物館

出入口はフラットな構造の自動ドアです。

新宿歴史博物館

正面奥に受付があります。新宿歴史博物館は有料の施設ですが、観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳を提示して、無料観覧券を発券していただきます。

新宿歴史博物館

新宿歴史博物館はB1から2Fの3フロア構造で、1Fは受付とミュージアムショップ、B1が展示室、2Fは閲覧室や講堂です。バリアフリートイレは1Fと2Fに用意されています。

新宿歴史博物館

エレベーターが1基あります。かごは普通サイズで、一般的な車椅子は乗り込めます。

新宿歴史博物館

B1には常設展示室と企画展示室があります。常設展示室内に4か所の撮影スポットが設定されています。最初のスポットは「内藤新宿の復元模型」です。

新宿歴史博物館

次のスポットは「商家のたたずまい」。

新宿歴史博物館

3番目のスポットは「東京市電5000形」。

新宿歴史博物館

最後のスポットは「文化住宅の生活」です。常設展示室内は車椅子で観覧できます。

新宿歴史博物館

企画展示室も段差の無いフラットな構造です。

新宿歴史博物館

傾斜地を利用した構造で、B1の前は「サンクンガーデン」。ガラス越しにお庭を楽しめます。

新宿歴史博物館

お庭には歴史遺産の展示もあります。

新宿歴史博物館

多くの人が良く知っている現在の新宿。その歴史を知り、見覚えのある場所の昔の写真などが楽しめる博物館です。

新宿歴史博物館

新宿歴史博物館はバリアフリー施設です。身障者に限り車でアクセスできます。

別稿で「新宿区立漱石山房記念館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年2月に執筆しました)

四谷の古刹 笹寺長善寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

東京都新宿四谷にある古刹で、16世紀に創建されたと伝承されています。江戸時代には二代将軍秀忠が、そして三代将軍家光も立ち寄った記録があります。現在の境内のバリアフリー状況を紹介します。

笹寺長善寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

四谷四丁目交差点の近くです。表通りから少し奥まった場所に建ちます。新宿通り沿いに石柱があるので、そこから奥の道に進んでください。ほどなく境内が見えてきます。

笹寺長善寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

境内は未舗装路面の中に本堂へ向かう舗装通路があります。

笹寺長善寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

本堂は階段構造なので、車椅子では上がることができません。

笹寺長善寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

境内の奥は墓苑で、一般参拝者は入ることができません。その手前にお地蔵様が並ぶゾーンがあります。ここまでは車椅子でお参りできます。

笹寺長善寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

お地蔵様ゾーンの手前に、慶応大学による実験動物を供養する慰霊碑があります。周りは砂利路面でかつ施設は段差構造のため、車椅子では少し離れた地点からのお参りになります。

笹寺長善寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

現地に解説がなく詳細は不明ですが、本堂の前に優しいお顔の観音像があります。とても背の高い像で、車椅子から見上げてお参りします。

笹寺長善寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

境内には出世稲荷があります。このお稲荷様は、車椅子では通行が困難な深い砂利路面の先にあります。無理のない範囲からお参りしてください。

笹寺長善寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

笹寺長善寺は、四谷界隈最古級のお寺です。すべては無理ですが、車椅子でお参りができます。

内藤新宿の信仰文化を今に伝える名刹「太宗寺」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年5月に執筆しました)