埼玉県入間市の施設で愛称はALIT(アリット)。美術・文書館・ライブラリー・情報・お茶を意味しているそうです。
常設展示は有料ですが観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者が無料に減免されます。
アクセスは車が便利で、120台を収容する無料駐車場があり、身障者用駐車スペースが3台分設けられています。その内2台分は前後のスペースが広い駐車区画です。
駐車場からエントランスに向かいます。正面は階段があるので、車椅子は段差迂回スロープを利用します。
なだらかなスロープを上がりエントランスに進みます。
博物館の出入口はフラットな構造で2枚の自動ドアを通ります。車椅子で問題なく出入りができます。
受付は1F、常設展示室は2Fと1Fにあり、最初に2Fから観覧します。2Fは「こども科学室」「自然の部屋」「歴史の部屋」、1Fが「茶の世界」です。
通常の観覧ルートは階段で2Fへ上がり、スロープで1Fへ下ります。車椅子はかごのサイズが大きな館内エレベーターを利用します。ユニークなのは名産の狭山茶、世界のお茶、日本の茶道を紹介する「茶の世界」の展示です。利休の茶室の再現展示などがあります。
1F展示室をでると狭山茶などを販売するミュージアムショップがあります。今回は無料でお茶を楽しめる振る舞いサービスが行われていました。休憩コーナーで美味しい狭山茶をいただきました。
1Fの休憩コーナーから博物館の中庭を眺めることができます。中庭には、お茶がテーマのアートが展示されています。
バリアフリートイレは1Fにあります。スペースは一般的なサイズの個室で、シンプルな設備の便器と、小型のユニバーサルベッドが備えられています。
博物館のお庭は広い芝生広場で桜の名所です。ユニークなお茶の展示がある入間市博物館は、車椅子で観覧できるバリアフリー情報な施設です。
入間市の隣町、東京都瑞穂町の施設「瑞穂町郷土資料館けやき館」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年10月に執筆しました)