東北一の延長120m 宮城七ヶ宿やまびこ吊橋 車椅子バリアフリー観光情報

「やまびこ吊橋」は、宮城県七ヶ宿町の横川渓谷公園に架かる無料の吊橋です。ラフで傾斜のある歩道を通行しますが、すこし無理をすれば車椅子で観光ができます。横川の流れと正面に仰ぐ不忘山の眺めは絶景です。

七ヶ宿やまびこ吊橋

アクセスは車ですが、道は分かりにくいので注意してください。正確に場所を示す住所がないので、カーナビでの住所指定はできません。目印になる近隣施設は「南蔵王青少年旅行村」です。道路に案内標識があり横道に入るとすぐに駐車場があります。「長老湖」からのアクセスは、段差路のため車椅子では困難です。

無料駐車場には身障者用駐車区画が2台分用意されています。

七ヶ宿やまびこ吊橋

駐車場から未舗装の折り返し傾斜路を20mほど上がります。ここが車椅子観光の難所です。

七ヶ宿やまびこ吊橋

路面のデコボコおよび傾斜角度は極端にひどくはないので、一般的な車椅子利用者と元気な介助者ならクリアできます。

七ヶ宿やまびこ吊橋

帰りの下りは車椅子を後ろ向きにする必要がある傾斜です。

七ヶ宿やまびこ吊橋

「やまびこ吊橋」の路面はフラットで、両脇が板材、中央部が金属のメッシュ構造です。車椅子で真下の風景を覗くことができます。

七ヶ宿やまびこ吊橋

中央部の高さは川面から約20m。高所が苦手な人は怖いくらいの高さです。また風が吹くと吊橋は揺れます。現地には「強風のときは通行止め」という案内表示があります。

七ヶ宿やまびこ吊橋

上流方面の風景が絶景です。堰き止めの上部は湖のようで、その先に不忘山がそびえます。

七ヶ宿やまびこ吊橋

少し無理をしてラフな傾斜路を上がりますが、東北一の延長を誇る「やまびこ吊橋」は、車椅子で横川渓谷の絶景を楽しめる吊橋です。

なお最寄りの道の駅は「道の駅七ヶ宿」です。詳しくは別稿を参照してください。

(本稿は2020年9月に執筆しました)

宮城県 道の駅七ヶ宿 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

七ヶ宿(しちかしゅく)町にある道の駅です。2014年にリニューアルオープンしたので、施設全体が新しく、段差のないバリアフリー設計です。ダム湖と公園に隣接した立地で、山間ですが広々とした空間が広がります。

宮城県 道の駅七ヶ宿

道の駅の駐車場は、施設の横に85台を収容。身障者用駐車スペースが屋根なしで2台分用意されています。今回は隣接する自然休養公園の駐車場を利用しました。

宮城県 道の駅七ヶ宿

とても広い駐車場で、道の駅の近くに屋根なしで身障者用駐車区画が5台分用意されています。

宮城県 道の駅七ヶ宿

道の駅から一段低い場所になりますが、緩やかなスロープ通路があり、一般的な車椅子利用者なら問題なく移動できます。道の駅駐車場よりも空いているので、混雑時は公園駐車場の利用が快適かもしれません。

宮城県 道の駅七ヶ宿

施設の構成はメイン棟とトイレ棟です。隣接して有料の郷土資料館があります。

メイン棟には直売所と食事処が入ります。フラットな構造でスペースに余裕があるので、車椅子で買い物や食事ができます。

宮城県 道の駅七ヶ宿

トイレ棟にバリアフリートイレは1つ用意されています。広さ、設備とも一般的なトイレで、ユニバーサルベッドはありません。トイレ棟内に観光情報と道路情報のコーナーがあります。

宮城県 道の駅七ヶ宿

道の駅七ヶ宿の横を走る国道113号線は、山とダム湖の景観を楽しめる快適なドライブルートです。道の駅七ヶ宿は、車椅子ドライブの休憩に利用できるバリアフリー施設です。

近隣の観光名所「宮城七ヶ宿やまびこ吊橋」の詳しいバリアフリー情報は、別稿を参照してください。

(本稿は2020年9月に執筆しました)