東京都豊島区の目白不動尊は秘仏で非公開、そして不動堂は階段の上にあります。しかし不動尊がある金乗院は、見どころが多々ある車椅子でお参りができる真言宗の寺院です。車椅子からみた現地の状況を紹介します。
金乗院には参拝者用駐車場はありません。目白の高台と神田川沿いの低地の中間付近に立地するため、どの方向からアクセスしても坂道を通行します。
最寄りは雑司が谷駅で徒歩5分ほどです。目白通りから宿坂を下ります。健常者にとってはなんでもない坂ですが、車椅子利用者にとっては、なかなかきつい坂です。元気な介助者がいると助かります。
金乗院境内への入口には、見ごたえのある山門があります。山門は段差構造のため車椅子ではくぐれませんが、正面からゆっくり鑑賞することができます。
豊島区による解説版があるので、この地の歴史と寺の由緒などが勉強できます。
車椅子で境内に入るには、山門から角をまわり車両進入口に進みます。
出入口はやや雑な構造ですが、スロープ化されています。
境内には弘法大師像、庚申塔など、お参りスポットが複数あります。
境内はほぼフラットな舗装通路があり、車椅子で移動できます。
目白不動尊のお堂は階段の上です。お堂の前にはお地蔵様が並びます。階段の下からのお参りでも、ご利益はあるような気がします。
目白不動尊のお堂は、階段の上にあります。不動尊がある金乗院は、車椅子でお参りができる見どころが多いお寺です。
文京区本駒込の「目赤不動尊」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2020年5月に執筆しました)