足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

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東京都目黒区下目黒の目黒不動尊は、大本堂が階段の上にあるため、車椅子でのお参りは出来ません。しかし階段の下の境内低地にも、様々な見どころがあります。

身体に障がいがある人の目線で、目黒不動尊のアクセス、境内の状況を紹介します。ご自身やご家族の状況でどこまでお参りができるのか。行動計画の立案にお役立てください。

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不動前駅からは徒歩12分の案内。約1kmあります。参拝者用の駐車場は信徒専用です。一般参拝者用の駐車場はありません。

境内の周囲には複数のコインパーキングあります。なかにはスペースに余裕がある、足が悪い人でも利用しやすい駐車場もあります。

目黒不動尊 境内案内 お参り情報

境内への段差回避方法です。境内への一般ルートは段差のある「仁王門」をくぐります。

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段差を回避して境内に入るルートは、正面からみて仁王門の左側、信徒用駐車場の門を手で開けて入ります。横開き式の稼働フェンスで、軽い力で動かすことができます。

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境内は一部舗装路がありますが、未舗装路面やデコボコがある舗装面がほとんどです。車椅子の人は、舗装路を選びながら移動してください。杖で歩ける人なら、低地部はほぼ移動可能な路面です。

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仁王門の横にあるトイレ棟には、バリアフリートイレがあります。シンプルな設備のトイレです。

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大本堂への階段の手前、低地部でのお参り先の状況です。仁王門の右方面に事務所があり、ご朱印を受け付けます。その周囲には「阿弥陀堂」や「書院」「観音堂」などが並びます。この一帯は車椅子でも移動できる路面状況です。

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大本堂への階段は男坂と女坂があります。この坂の下には将軍家光の由来がある「鷹居の松」、そして「水かけ不動明王」「青木昆陽の碑」「本居長世の碑」「腰立不動」など、続々とお参りスポットが並びます。

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路面は荒れた箇所が多く、小さなデコボコは多数ありますが、慎重に進めば車椅子でも移動できます。

道を隔てた「豊川稲荷」などがある一帯は、通路のデコボコが激しく、車椅子での移動は困難です。杖歩行が可能なら、慎重に動けばなんとか参拝できます。

大本堂への男坂は急な階段路、健脚向きです。女坂も階段路です。途中に「役行者」がいます。

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大本堂へのお参りは、さらに階段を上がります。大本堂の裏側に「大日如来」が屋外に鎮座しています。

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大本堂がある境内高地部にも多数のお参り先があります。縁結びの神「愛染明王」、他に「延命地蔵尊」「微笑観音菩薩像」そして「鐘楼堂」など。階段路を上がらなければなりませんが、境内高地部にはお参り先が多数あります。

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男坂の下から、大本堂を見上げることは出来ます。階段路が無理な人は、下からのお参りになります。

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目黒不動尊の正式名称は「天台宗 泰叡山 瀧泉寺」です。境内はバリアフリーではありませんが、お参り先、見どころは多数あります。参拝可能な範囲が限られても、訪れる価値のある名刹です。

豊島区にある「目白不動尊」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年4月に執筆しました)