山形県鶴岡市にある国指定史跡「松ヶ岡開墾場」は、戊辰戦争後に旧庄内藩士約3000人が開拓した養蚕施設で、10棟あった蚕室のうち5棟が現存しています。明治初期の建物なのでバリアフリー構造ではありませんが、蚕室外観の見学及び一部施設は車椅子で利用でき、バリアフリートイレが用意されています。

無料駐車場は3か所。四番蚕室に近い駐車場にあるトイレ棟にバリアフリートイレがあります。

トイレ棟はまだ新しく綺麗な建物です。

バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

「シルクミライ館」である四番蚕室のエントランスはスロープ構造です。無料で観覧できます。

館内はバリアフリー仕様。シルクの歴史や仕組みを学べます。ショップでは鶴岡のシルク製品ブランド「kibiso」と「侍絹」が販売されています。

ただし2Fへは階段のみ。車椅子での見学は1Fだけです。

その他の蚕室はバリアフリー仕様ではありません。車椅子では無理のない範囲からの見学になります。

内部公開されている蚕室も、デコボコ路や段差がある構造です。

松ヶ岡本陣も外観の見学はできます。

松ヶ岡産「日本ワイン」を醸造するワイナリー「ピノ・コッリーナ松ヶ岡」はバリアフリー仕様のショップ&レストランです。ピノ・コッリーナ専用の身障者用駐車スペースが設けられています。

松ヶ岡開墾場は全てがバリアフリー仕様ではありませんが、車椅子で楽しめる国指定史跡です。
(本稿は2025年6月に執筆しました)