長野県富士見町、中央高速の小淵沢ICから近い「道の駅信州蔦木宿」は、日帰り温泉と直売所、食事処がある道の駅です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。
甲州街道43番目の宿場町として、江戸時代に栄えた蔦木宿。その雰囲気を出した、宿場町風のデザインが特徴の道の駅です。
開業は1998年。バリアフリー面では、やや古い設計の施設ですが、車椅子で利用できない決定的な問題はありません。
日帰り温泉「つたの湯」は、2020年2月から3月にかけて、大規模修繕のため休館になります。
アクセスは車が便利です。駐車場は約100台を収容。身障者用駐車区画は、屋根付きが2台分、屋根無しが2台分、計4台分用意されています。
屋根付きの身障者用駐車区画は、スペースに余裕がありません。乗降に広いスペースが必要な方は、屋根無し区画の利用をお薦めします。
トイレは独立棟ではなく、交通情報の提供や休憩スペースがある「情報センター」の中にあります。バリアフリートイレは1つ用意されています。
直売所と食事処は「てのひら館」の中に入ります。農産物と物産品が並ぶ直売所は、店内通路幅がやや狭く、場所によっては車椅子での移動がギリギリの幅です。
八ヶ岳の地元野菜、このエリア特産の「古代米」、そのお米を使った「うどん」や「ほうとう」、蕎麦、味噌、漬物などが並びます。
食事処はフラットでスペースに余裕があります。可動式のテーブル席が多いので、車椅子で利用できます。営業は朝8時から。11時までは朝食メニューだけの提供。11時からは地産のそば粉を使った蕎麦を中心にしたランチメニューになります。
道の駅信州蔦木宿は、車椅子で利用できます。特に食事処は車椅子で利用しやすいお店です。
ユニバーサルフィールド「創造の森」がある富士見町の「八ヶ岳富士見高原リゾート」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2020年1月に加筆修正しました)