千葉県市原市の高滝湖は、20年の歳月をかけて1990年に完成したダム湖です。貯水面積は1.99㎢と千葉県内第一位で、養老川流域の治水、水質の保全、農業用水と水道用水の確保を担っています。
高滝湖畔に(公財)市原市地域振興財団が管理する「高滝ダム記念館」があります。入館は無料で、ダム湖周辺の歴史と民俗、ダム建設の歴史などが展示されています。
アクセスは車が便利です。来館者用無料駐車場があり、身障者用駐車スペースが1台分儲けられています。
トイレは身障者用駐車スペースの先、建物の外側から利用します。バリアフリートイレは、やや狭いスペースの個室で、シンプルな設備のトイレです。
駐車場から段差回避スロープを通り、エントランスに移動できます。
出入口のドアは手動ですが、今回取材時は開放されていました。床面に段差はありません。
館内1Fが展示室で室内を一周する動線です。車椅子で観覧できるフラットな展示室で、高滝ダム周辺の遺跡、古民具、地域の生活などを紹介する展示があります。
展示のハイライトはダムの概要と建設の歴史です。高滝ダムは373億円が投じられ、180haの用地買収と110戸の家屋移転を経て建設されました。
高滝ダム記念館の2Fは、地産地消のレストランが営業しています。ただしエレベーターはなく階段ルートのみです。2Fレストランは車椅子では利用できません。
記念館の前庭には高滝湖をイメージしたオブジェが飾られています。その先にダムの水門が見えます。記念館の横は高滝湖の湖面です。
高滝ダム記念館の1F展示室は車椅子で観覧できます。2Fレストランへは階段を上がります。
(本稿は2022年6月に執筆しました)