車椅子で行く高崎~博物館美術館バリアフリー情報

高崎~博物館美術館バリアフリー情報

高崎にある県立公園「ぐんまの森」には「群馬県立歴史博物館」と「群馬県立近代美術館」が並び建ちます。また高崎市の運営施設「山田かまち美術館」は、2014年にリニューアルオープンしました。3施設のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

「群馬県立歴史博物館」

○2016年リニューアル

昭和54年築の建物ですが、24億円をかけた大改修工事を行いバリアフリーになりました。基本は段差構造ですが、すべてスロープなどのバリアフリー対策が施されています。

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○車椅子でのアクセス状況

アクセスは車が便利。駐車場は「ぐんまの森」正面入口の無料駐車場を利用。最も奥の場所に障害者用駐車区画があります。駐車場から博物館までは200mほどです。

エントランス付近は段差回避スロープ利用です。スロープの路面がゴツゴツした舗装になっている箇所があり、車椅子に衝撃がくるので注意して下さい。建物内に入ってからも段差回避スロープを利用します。

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○館内のバリアフリー状況

障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。受付で手続きをしてください。障害者用トイレは受付の後方にあります。展示室内にはありません。

群馬の歴史を原始から展示解説する博物館です。群馬は古墳王国。縄文時代から近現代までの群馬の歴史を学びます。

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「群馬県立近代美術館」

○1974年の竣工

並んで建つ「県立歴史博物館」とは、屋内でバリアフリーに連結しています。

横にも縦にも空間を贅沢に使った施設です。設計は礒﨑新氏。1974年の竣工で、その後増築改築改修を重ねています。最後の大改修が2008年。スロープ対応、エレベーター設置などにより、現在ではバリアフリーに利用できます。

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○車椅子での利用状況

「ぐんまの森」正面入口側無料駐車場から美術館までは100mほどです。エントランス前は段差回避スロープの利用。傾斜はそれほどきつくありません。

館内に入ると受付があるので、障害者手帳を提示して入館の手続きをしてください。入館料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

企画展は原則1F、コレクション展示室は原則2F。広々した吹き抜け空間の奥に、エレベーターと障害者用トイレがあります。2Fには障害者用トイレはありません。

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○館内のバリアフリー状況

美術館2Fには6つの展示室があり、それぞれでテーマに基づいた展示が行われます。展示室2から展示室5までは完全フラット。展示室6と「山種記念館」と呼ばれる展示室7へは坂上りのスロープ。一般的な車椅子なら、介助者がいればクリアできる傾斜です。

ここから1Fへもスロープで下ることができますが、この下り坂は急スロープ。車椅子利用者は展示室2まで戻り、エレベーターの利用で1Fへ下りることをお薦めします。

コレクションを一部ご紹介すると、モネ、ムンク、ピカソ、シャガール、フジタ、岸田劉生、彫刻ではロダン。寄贈された丸山応挙、俵谷宗達なども所蔵。一級品を楽しめる高規格な美術館です。

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○1Fはレストラン

展示室7の下部、美術館1Fにレストランがあります。緑豊かな公園に面しガラス面で囲まれたレストランで、眺望が良く、外観も素敵です。

広々してフラットな店内に可動式のテーブルと椅子。車椅子での利用は可能。営業は10時から17時です。

他に1F受付前にミュージアムショップがあります。

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「山田かまち美術館」

○美術館のあらまし

「山田かまち」氏は1960年高崎生まれ。事故により17歳で夭逝しました。

担任の先生が彼の才能を見出した小学3年生の絵、残されたメモや詩、愛聴したオーディオなどを展示。展示作品は定期的に入れ替わります。残された「絵」や「字」はここで会えますが、「音」楽は何も残されていません。

17歳で養成した「かまち」。何を成し遂げたわけではありません。早くから彼の才能を見出した人がいて、夭逝後に彼の作品を公開する努力をした人がいて、私設美術館を開館する人がいた。そしてこの常設館が高崎市の運営で2014年にオープンしました。

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○バリアフリー仕様ではありません

アクセスは車が便利。美術館の敷地に5~6台分の無料駐車場ありますが、障害者用の駐車区画の設定はありません。

美術館のエントランスは階段です。車椅子では駐車場から裏口のようなドアにつながるスロープを上り、ドア横にあるインターフォンで館内に連絡します。2018年時点では、このスロープは乗り口に段差があり、そこに狭い段差解消ブロックが置いてありますが、車椅子での通行は怖い思いをします。

美術館のトイレには障害者用はありません。2F展示室へは階段のみです。

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○1Fはフラット構造

入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免されます。正面入口にある受付で手続きをします。

美術館は2フロア構造。1Fはフラットで通路幅は余裕があり、車椅子での見学に大きな問題はありません。2Fは狭く、1Fに展示物の8割以上が展示されています。

2F展示室へは階段のみで、車椅子では利用できません。そのため2Fの「第三展示室」に展示されている20点弱の作品は、写真がファイルされ1Fで閲覧できます。受付で申請するとその場でファイルを貸し出していただけます。1Fの「メッセージルーム」で、車椅子でファイルを閲覧することができます。

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「群馬県立歴史博物館」と「群馬県立近代美術館」は、バリアフリー改修された大規模な施設です。「山田かまち美術館」はバリアフリー仕様ではありませんが、その存在が奇跡といえる美術館です。