1999年マイカル時代に開業した「横浜ワールドポーターズ」のバリアフリー状況を紹介します。
最寄りの駅はみなとみらい線の「馬車道駅」か「みなとみらい駅」です。両駅ともバリアフリーで、車椅子での利用は可能です。
車利用の場合は、渋滞と満車に注意が必要です。週末の日中時間帯は混むので、時間がかかります。
障害者手帳で駐車料金が減免になる市営駐車場で最寄りなのは「市営馬車道駐車場」です。この駐車場に停めてから、ワールドポーターズまでは徒歩約10分です。
横浜ワールドポーターズは、各フロアに2箇所のバリアフリートイレがあります。
駐車場には各フロアに身障者用駐車区画を用意。全32台分が設置されています。
館内のほぼすべての飲食店は、車椅子利用OKの案内です。
横浜ワールドポーターズは、最新のSCと比較しても、遜色のないバリアフリー水準に進化しています。車椅子での利用に大きな問題はありません。
各フロアに2箇所あるトイレ。「コスモワールド側」のトイレと「赤レンガ側」の2カ所のトイレを比較すると、「コスモワールド側」のトイレのほうが空いている確率が高いようです。あくまで確率の問題ですが、そういう傾向があります。
週末のランチタイム、グルメ店は混みます。フードコートも大盛況で、車椅子では苦戦します。ランチタイムは、混雑していることを想定して利用してください。
長年続いている独自企画は「ハッピー・エブリ・バースディ」。誕生日及びその前後の日の利用で、サービスセンターで誕生日を証明するものを提示すると、駐車場が終日無料、シネマや一部ショップの利用に割引が適用されます。
車移動派の車椅子利用者には、駐車場の終日無料サービスは魅力的です。横浜ワールドポーターズの駐車場に停めて、丸一日みなとみらい地区で遊べます。
よこはまコスモワールドのバリアフリー状況です。横浜ワールドポーターズを利用すると、隣接する「よこはまコスモワールド」が気になります。
大観覧車「コスモクロック21」は、一般的なサイズの車椅子なら、エレベーターで乗降場所まで上がり、車椅子用ゴンドラにスロープで乗ることが出来ます。スタッフの誘導にしたがってください。
他の機械系アトラクションは、ほとんどが車椅子での利用は難しい設定です。その人の障がいの状況によるので、現地でスタッフと相談してください。アトラクションのチケット料金は、障がい者割引制度があります。
園内4か所のトイレの内、2か所にバリアフリートイレが併設されています。
「ブラーノ・ストリート・ゾーン」内には、ものすごい急坂のスロープがあるので、車椅子での利用は注意してください。
横浜ワールドポーターズは、バリアフリー改修が進み、車椅子で利用できる施設です。ただし週末の日中時間帯は、混雑に注意してください。
馬車道駅の真上に2020年に開業した「北仲ブリック&ホワイト」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2016年の取材に基づいています)