伊勢丹新宿店 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都新宿区、新宿三丁目の「伊勢丹新宿店」は、改装を重ねた車椅子で利用できる百貨店です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

新宿のランドマーク「伊勢丹新宿店」は、ゴシック様式を取り入れたアールデコ調建築。戦災を堪えぬいた建物で竣工は昭和8年。長い歴史の中で改修に改修を重ねています。

いつも多くのお客さんで賑わっている「伊勢丹新宿店」。それでも車椅子での利用に大きな問題がない、広くてフラットな売り場通路が魅力です。

本館B1のデパ地下食品フロアは、混むことを前提にして、一般的なデパ地下よりも広い売り場通路が設定されています。

他のフロアの通路も十分な余裕があります。改装のたびに、車椅子で利用しやすい広い通路に進化してきました。本館、メンズ館とも、1F各出入口の段差は解消されています。

上下階移動は、本館はエスカレーター2系統にエレベーターが3系統。メンズ館はそれぞれ1系統です。車椅子ベビーカー優先エレベーターを配置。これほどの集客がある施設にしては、車椅子でのエレベーター待ちがひどくはありません。

元々はゼロだったバリアフリートイレは、現在では本館に6か所、メンズ館に1か所配置されています。一般トイレも、階段の途中にあった昔の構造からは改修されています。

駐車場のバリアフリー状況です。車で来店した場合「本館パーキング」と「パークシティイセタン1」が直営駐車場で、「サブナード駐車場」と「都庁駐車場」が提携駐車場です。「パークシティイセタン1」と本館間はシャトルバスが運行されていますが、このバスには車椅子で乗車出来ません。「サブナード駐車場」は、地上への車椅子でのアクセスがとても不便です。「都庁駐車場」はあまりにも遠すぎます。したがって車椅子利用者は「本館パーキング」の利用をお薦めします。

「本館パーキング」の注意点は、本館へつながる地下通路の本館B1へ直結する箇所が、車椅子では危険な急坂です。駐車場スタッフに車椅子利用の旨を相談して、誘導案内に従ってください。

地下鉄新宿駅と新宿三丁目駅をつなぐ地下通路「メトロプロムナード」からのアクセスです。もっとも利用者が多い「地下パーキング側玄関」は、エスカレーターと階段の利用になります。車椅子では50mほど先の「地階正面玄関」を利用してください。段差を回避するエレベーターがあります。

地下街「メトロプロムナード」への車椅子でのアクセス方法です。新宿駅方面からは、ルートを選べば段差なく車椅子で「メトロプロムナード」へ行くことができます。丸井、高野、中村屋など、メトロプロムナードに地下出入口がある大型商業施設の多くはバリアフリーに出入りができ、館内のエレベーターで地上へアクセスできます。

車椅子で絶対無理なのは紀伊國屋書店、そしてビックロは係員にエスカレーターを操作していただく必要があります。

新宿の地下通路については、別稿「車椅子で行く新宿地下通路バリアフリー情報 雨に濡れずにどこまで行けるか」もご参照ください。

アクセス方法は障がいの状況に応じて、最善のルートを考える必要がありますが、改装を重ねている伊勢丹新宿店の館内はバリアフリーです。

(本稿は2018年9月の取材に基づいています)