葛西臨海公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都江戸川区の葛西臨海公園は、車椅子で利用できるバリアフリー公園です。主な施設の状況を紹介します。

なお本稿は2019年11月の取材に基づいています。

東京都江戸川区の葛西臨海公園

○バリアフリー施設の概要

葛西臨海公園駅から徒歩でアクセスできます。車での利用も便利で、障害者が利用しやすい来園者用駐車場があります。

園内の主な散策路は、一部に傾斜路や路面が荒れている箇所がありますが、概ね車椅子で通行出来る舗装路です。

葛西臨海公園

有料施設の水族館、大観覧車、及びパークトレインは、障害者減免制度があり、かつ車椅子で利用できます。

葛西臨海公園

展望施設「クリスタルビュー」は車椅子で利用可能です。

葛西臨海公園

ホテルシーサイド江戸川はバリアフリー仕様です。

「駐車場」「水族館」「大観覧車」「パークトレイン」「クリスタルビュー」「ホテルシーサイド江戸川」について、バリアフリー状況と車椅子での利用上のポイントを紹介します。

東京都江戸川区の葛西臨海公園

○駐車場のバリアフリー状況

障害者減免制度があり駐車料金が無料に減免されます。公園のHPなどから減免方法を確認すると、出庫時にインターフォンで障害者手帳を提示する方法が紹介されています。

週末の午後などは、駐車場の出庫が混雑して時間がかかる状況になります。そのため混雑日は時間がかかるインターフォン連絡ではなく、先に減免措置を受けることが現地では推奨されています。

公園駐車場に入庫するとすぐに、駐車場管理事務所があります。事務所付近は道幅があり、ハザードランプを点滅して停車することは可能です。停車して事務所に向って、何らかの方法で障害者減免を受けたい意思を伝えて下さい。減免希望者は多数いるので、事務所のスタッフはすぐに分かるはずです。無料減免措置をした駐車券にその場で交換していただけます。

駐車場の整備により障害者用駐車区画が大幅に増加されました。

水族館を利用したい場合は、ホテルシーサイド江戸川横の坂道に昔からある障害者用駐車区画が近くて便利です。このスペースの近くに、障害者トイレだけがある公衆トイレが新設されました。

東京都江戸川区の葛西臨海公園

公園の散策、大観覧車の利用には、一般駐車場に整備された障害者用駐車区画の利用が便利です。

東京都江戸川区の葛西臨海公園

○水族館のバリアフリー状況

水族館の入館料は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。水族館入口で手帳を提示する運用です。

葛西臨海公園

水族館はスロープとエレベーターの利用で、ほぼ全域を車椅子で利用することができます。車椅子ルートを案内するサインが充実しているので、バリアフリールートを間違える心配はありません。

葛西臨海公園

水族館内のレストランは、セルフサービスですが、フラット構造で可動式のテーブル席、車椅子での利用は可能です。

東京都江戸川区の葛西臨海公園

注意点が2つあります。

以外に傾斜が急なスロープがあります。元気な介助者と同行すると安心です。

入口からスロープを上り3F部に行き、そこから館内1Fへ下りるときに1基あるエレベーターを利用します。ベビーカーがとても多い施設です。このエレベーターはベビーカーで大行列ができることがあります。

東京都江戸川区の葛西臨海公園

○大観覧車のバリアフリー状況

大観覧車の利用料金の障害者減免は、本人と介助者1名が半額に減免されます。無料にはなりません。

2基のゴンドラが車椅子で乗車できる仕様になっています。大観覧車に車椅子で行くと、すぐにスタッフがバリアフリールートに誘導していただけます。その先もスタッフの指示誘導に従って下さい。

車椅子仕様のゴンドラが廻ってくると、観覧車を停止して、簡易スロープを敷いて、車椅子での乗車をサポートしていただけます。降車時も同様です。

葛西臨海公園は、車椅子で利用できるバリアフリー公園

○パークトレインのバリアフリー状況

園内を走るパークトレインの運賃は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。スタッフに手帳を提示する運用です。

葛西臨海公園は、車椅子で利用できるバリアフリー公園

車両の最後尾が昇降機になっています。スタッフの指示誘導に従って車椅子乗車してください。

葛西臨海公園は、車椅子で利用できるバリアフリー公園

○クリスタルビューのバリアフリー状況

海を見渡す展望施設です。エントランス周辺は緩い傾斜路で段差はありません。

クリスタルビューのバリアフリー状況

入口から館内に入るとエレベーターが1基あります。これで最上階展望フロアへ上ります。

クリスタルビューのバリアフリー状況

展望フロアはフラット構造で車椅子での利用は可能です。

クリスタルビューのバリアフリー状況

展望フロアからは健常者と一緒にスロープで下りる構造です。下りスロープが苦手な方は、帰りもエレベーターを利用することが出来ます。

クリスタルビューのバリアフリー状況

B1へ行く場合は、車椅子の人だけが利用を許可されているスロープ路があります。

○ホテルシーサイド江戸川のバリアフリー状況

宿泊、食事ができる一般的なホテルです。施設全般バリアフリーです。

入口が引き戸になっている洋室があります。

ホテルシーサイド江戸川のバリアフリー状況

レストランはランチとディナー営業。フラットでテーブル席です。車椅子での利用は可能です。

1Fのパブリックスペースに障害者用トイレがあります。

ホテルシーサイド江戸川のバリアフリー状況

広い葛西臨海公園は、ほぼ全域を車椅子で散策できます。夕陽の綺麗な公園です。

葛西臨海公園

茨城の日本一小さい水族館 山方淡水魚館バリアフリー情報

茨城県常陸大宮市の「山方淡水魚館」は、特別天然記念物「オオサンショウウオ」が展示されるミニ水族館です。とても狭い空間ですが、車椅子での利用は可能です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2016年7月の取材に基づいています。

 

○水族館の成り立ち

住所は常陸大宮市山方。合併前の山方町の町営施設として、1986年に開館しました。

当初は奥久慈に生息する「オオサンショウウオ」だけが展示されている水族館で、現在よりも更に小さい施設でした。

 

○駐車場とトイレの状況

アクセスは車が便利です。

駐車場は水族館の前の道を挟んだ反対側です。未舗装路面で、駐車場というよりは空き地という印象です。

施設には障害者用トイレはありません。

同一敷地内に隣接して公営の高齢者福祉施設があります。困った時はこの施設のトイレを借りれば、何とかなると思われます。

 

○館内のバリアフリー状況

有料施設ですが、入館料の障害者減免制度はありません。

建築面積は約220㎡で平屋構造。水槽は総計21槽。敷地内屋外には小さな池があります。

施設の入口は自動ドアで、狭いながらも車椅子で入館できます。

入口の先に窓口があり、そこで入館料を支払います。

窓口から2歩進むと、特別天然記念物「オオサンショウウオ」の水槽が3槽並びます。それぞれの水槽に「オオサンショウウオ」が一匹と数匹の金魚が泳いでいます。

「オオサンショウウオ」の水槽ゾーンを抜けると、円形の建物内に入ります。

円形の約半分が大型水槽です。傾斜に段差をつけて、川の上流には「岩魚」、下流には「雷魚」など、生態系に合せた淡水魚の区分展示をしています。

車椅子では段差の下から全体を監察します。それでも距離がないので、問題なく水槽を見学することができます。

館内のバリアフリー状況

円形の残り半分は小さな置き水槽が10槽ほどあり、淡水魚が展示されています。

円形の中心部には「タッチ槽」と掲示がある、手が入れられる小プール状の水槽があり、金魚系の魚が泳いでいます。

展示はこれですべてです。所要時間はゆっくり観察して「オオサンショウウオ」で5分、円形の建物内で5分、計10分程度。展示されている淡水魚は「40種類以上」という案内になっています。

 

○ミニSLやミニ新幹線の運転

土日だけですが、福祉施設の前庭部で、5mほどの線路を動く、幼児向けのミニSLやミニ新幹線の運転が行われています。

水族館の入館者は無料で利用できます。6歳未満の水族館への入館料は無料なので、実質幼児は無料で遊べます。

 

山方淡水魚館は、車椅子で特別天然記念物「オオサンショウウオ」が観察できる施設です。

群馬県 道の駅 みなかみ水紀行館 車椅子バリアフリー情報

群馬県みなかみ町の「道の駅みなかみ水紀行館」は、1996年に開業した施設です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年9月の取材に基づいています。

 

○施設の全体概要

産直ショップ棟と、小さな水族館のような施設「水産学習館」が入る休憩情報棟、独立トイレ棟があります。そして少し離れた場所に無料の足湯施設もあります。

独立した食事処はなく、テイクアウト方式のグルメカウンターがあり、周辺のフリーテーブルなどでいただきます。

施設全般、段差のある構造をスロープで迂回する施設です。

施設の全体概要

○駐車場のバリアフリー状況

約140台を収容する駐車場があります。

障害者用駐車区画は、産直ショップ棟の近くに2台分あります。屋根無しの駐車区画で、一般駐車区画よりは少し幅が広い区画です。乗降に広いスペースが必要な方には、使い勝手が悪い駐車区画です。

駐車場のバリアフリー状況

駐車場のバリアフリー状況

24時間利用できる独立トイレ棟は、駐車場の横にあります。トイレ棟は駐車場と同じ高さにあり、駐車場から段差なく利用できます。

24時間利用できる独立トイレ棟

○施設棟への移動ルート

産直ショップ棟と休憩情報棟は、駐車場から階段で上る場所にあり、段差を迂回するスロープを利用します。

施設棟への移動ルート

この区間の路面は切れ目があるタイル路面ですが、車椅子への衝撃はそれほどありません。

施設棟への移動ルート

○障害者用トイレの状況

独立トイレ棟と、産直ショップ棟内のトイレに障害者用トイレがあります。

やや老朽化しているトイレですが、便座はウォシュレット付きで、今回取材時の状況では、利用上の決定的な問題はありませんでした。大型のベッドはありません。

 

○産直ショップのバリアフリー状況

ショップ名は「満点横丁」。円形構造の店舗です。

産直ショップのバリアフリー状況

店内の床面はフラットで、店内の通路は車椅子で移動できる幅が確保されています。

ショップへの出入口は2か所ありますが、内1カ所は階段です。

車椅子で利用出来る出入口にテイクアウトのグルメカウンターがあり、テーブルなどが配置されているので、動線が狭い箇所があります。そのテーブルの先に障害者用トイレがあります。

この付近は車椅子で通行可能なルートを判断する必要があります。

産直ショップのバリアフリー状況

○休憩情報棟のバリアフリー状況

各種パンフレットが置かれている観光情報コーナー、フリーテーブルや椅子がある休憩コーナー、アート作品が展示されるギャラリーなどがあります。

休憩コーナーは少し狭い箇所もありますが、車椅子で利用出来ないゾーンはありません。

そしてこの棟に「水産学習館」があります。

休憩情報棟のバリアフリー状況

○水産学習館のバリアフリー状況

有料の施設ですが障害者減免制度があり、本人の入館料が無料に減免されます。

主に利根川水系に生きる魚たちの生態系や、水上を流れる川の環境などが紹介されます。

小さな施設ですが、ワンフロアでフラットな構造なので、車椅子での見学は可能です。

水産学習館のバリアフリー状況

○足湯のバリアフリー状況

足湯はバリアフリー仕様ではありません。デコボコと段差を乗り越える必要があります。

今回取材時は無料で利用出来るタオルが用意されていました。

足湯のバリアフリー状況

足湯のバリアフリー状況

道の駅みなかみ水紀行館は、古い施設ですが段差回避ルートは確保されています。足湯以外は車椅子で利用できます。