栃木県佐野・足利・栃木を車椅子で巡るお薦めバリアフリードライブコース

アウトレットとフラワーパークだけではありません。栃木県佐野市、足利市、栃木市には、障がいのある家族と一緒に楽しめる、バリアフリーな観光スポットが多数あります。車椅子利用者にお薦めできる、バリアフリーなドライブコースを紹介します。

東北自動車道の佐野藤岡ICを起点に3市を東回りで周回して、佐野藤岡ICまた戻るルートです。主要時間は丸一日から一泊二日のコースです。

 

(佐野藤岡IC⇒1km)

「道の駅みかも」

ショップと食事処が入るメイン棟と、独立したトイレ棟、そして別棟の無料休憩所で構成される施設です。

「新鮮野菜直売所・物産館」は、通路幅に余裕があり、少々の混雑なら車椅子での店内回遊は可能です。開店は8時です。

 

(道の駅みかも⇒2km)

「とちぎ花センター」

屋外施設は「大花壇」と「バラ園」で、大花壇の横の通路は階段ですが、中央広場から花壇を眺めるのなら、車椅子からでも問題はありません。

大温室の「とちはなちゃんドーム」は有料の施設で、一棟立ての温室としては国内最大級。ドーム内の通路はフラットで極端な傾斜はありません。車椅子で温室を鑑賞できます。

 

(とちぎ花センター⇒12km)

「太平山謙信平」

上杉謙信があまりの絶景に目を見張ったという故事が伝わる「謙信平」。車でアクセスすれば、車椅子で眺望を楽しめる景勝地です。

「大平山県立自然公園」内の「謙信平駐車場」を利用して、そこから車椅子で絶景ポイントに移動することができます。ただし自然公園全体を車椅子で散策することは無理です。

 

(謙信平⇒6km)

「岩下の新生姜ミュージアム」

「岩下の新生姜」の世界を表現した展示、アトラクションを核にした施設です。テーマ色は新生姜のピンク。館内外は新生姜色で彩られています。

障害者トイレは「ジンジャー神社」の奥にあります。関係者以外立入禁止のロープを外して奥に進み利用します。

 

(新生姜ミュージアム⇒1km)

「とちぎ山車会館」

観光駐車場として有料の「蔵の街第一駐車場」があります。「蔵の街」の観光スポットは必ずしもバリアフリーではありませんが、「とちぎ山車会館」は、2フロア構成ですがエレベーターがあり、車椅子で利用できます。

時間があれば無理のない範囲で「蔵の街」の散策をお薦めします。観光地としては「蔵の街大通り」沿道と、「重要伝統的建物群保存地区」があります。

 

(蔵の街⇒16km)

「吉澤記念美術館」

市町村合併により佐野市立になりましたが、元は葛生町立の美術館でした。旧家「吉澤家」が建設し、コレクションを寄贈した美術館です。

近隣には「葛生化石館」「葛生伝承館」そして町の駅「葛の里壱番館」がある、石灰の町葛生の観光スポットにあります。

平屋構造の美術館で、エントランスから館内、そして展示室、すべてバリアフリー仕様です。

 

(吉澤記念美術館⇒9km)

「道の駅どまんなかたぬま」

佐野市の旧田沼町、日本の中心点に位置するので「どまんなか」と称する道の駅です。

産直ショップ、物産コーナー、レストランが2軒、たい焼き屋など出店は4店、週末には屋台が多数出店します。屋外には、ミニSL、ちびっこ広場、足湯にイタリアンガーデン。「どまんなかホール」という屋内型イベント会場があります。

 

(道の駅どまんなかたぬま⇒12km)

「ココ・ファーム・ワイナリー」

足利市の障がい者施設「こころみ学園」が運営する、誰でも利用できるワインショップとカフェがある施設です。最低限のバリアフリーは確保されて、車椅子で利用できます。

ブドウ畑は1950年代に施設の少年たちによって手作業で開墾されました。そしてワイン造りは1984年から続いています。

 

(ココ・ファーム⇒5km)

「足利学校」

足利学校の正面にある「太平記記念館」観光駐車場の利用が便利です。

足利学校内の散策路の車椅子での難所は「学校門」です。かなりのデコボコ路を通過します。他の箇所はマットを敷くなど最低限のバリアフリー対策があり、車椅子での通行はなんとか可能です。

「庫裏」「書院」「方丈」そして「遺蹟図書館」は内部見学が出来ますが、段差構造で靴を脱いで入るので、車椅子での見学はできません。

 

(足利学校⇒7km)

「あしかがフラワーパーク」

このエリアでもっとも有名な観光施設です。季節により入園料が大幅に変わります。見どころが多い時期、すなわち料金が高い時期は、混雑して車椅子での観覧に苦労することがあるので注意してください。

施設自体はバリアフリー仕様です。

 

(あしかがフラワーパーク⇒6km)

「佐野厄除け大師」

通常期は厄除大師の境内正面の無料駐車場が利用できます。

「佐野厄除け大師」の境内は未舗装路面がありますが、主な参拝ルートは舗装路または、小さなデコボコがある石畳路です。本堂前の賽銭箱は、段差のない路面に設置されています。車椅子でのお参りは可能です。

 

(佐野厄除け大師⇒4km)

「佐野プレミアムアウトレット」

エリア最大の商業施設でバリアフリー仕様です。駐車場が複数個所あり、障害者用駐車区画は豊富に用意されています。

バーゲンシーズンなど大混雑することがあるのが難点で、周辺道路が大渋滞することがあります。

ここから佐野藤岡ICまでは、渋滞しなければ2~3分です。

(佐野プレミアムアウトレット⇒1km 佐野藤岡IC)

 

以上の全ての施設に立ち寄ると、走行距離は約80kmになります。栃木県の佐野市、足利市、栃木市のドライブが、家族の楽しい思い出になることをお祈りします。

(本稿は2020年7月に執筆しました)

神奈川県の駐車場があるバリアフリーなアウトドア施設

車椅子やベビーカーで利用できる屋外型バリアフリー施設の中から、ピークを避ければ密閉、密集、密接を避けることが出来るスポットを厳選して紹介します。車椅子を利用する障がいのある家族や、小さなお子様とのお出かけ先の検討にお役立てください。

 

城ヶ島公園(三浦市)

三浦半島の南端、城ヶ島の東側にある公園です。未舗装路面のエリアや階段の散策路がありますが、フラットな舗装散策路からでも、景観を楽しめます。第二展望台はスロープで上がることができます。早春には10万株の水仙が咲きます。

観光シーズンの週末は、周辺道路は渋滞します。それでも城ヶ島公園は、極端に混雑することはほとんどありません。

城ケ島公園

 

ヴェルニー公園・三笠公園(横須賀市)

三浦半島の東海岸、沖合に猿島が見える横須賀港にある臨海公園です。

ヴェルニー公園の「ヴェルニー記念館」はインドア施設です。

また三笠公園の「記念艦三笠」の内部見学は、別入口から裏にまわり、スロープで船の中、中甲板へ入ります。上甲板および艦橋へは階段ルートのみです。

公園内はフラットな舗装路面で、車椅子で散策できます。極端に混雑することは滅多にない公園です。

ヴェルニー公園・三笠公園

ヴェルニー公園・三笠公園

市立横須賀しょうぶ園(横須賀市)

三浦半島の中央部にある公園です。園内は一部を除き車椅子で散策できます。

1月はスイセン、ロウバイ、2月は菜の花、3月はウメにモクレン。4月はサクラにシャクナゲ、5月はフジにボタン。7月はスイレン、8月はサルスベリ。9月はヒガンバナ、10月と11月はバラ、12月はカンツバキ。花菖蒲以外にも通年花を楽しめる公園です。

花菖蒲開花の季節の週末は、大変混みます。混雑を避けるなら、6月の週末以外の利用をお薦めします。

市立横須賀しょうぶ園

 

ソレイユの丘(横須賀市)

三浦半島西海岸を臨む高台にある市営公園です。日帰り温泉などインドア施設もありますが、相模湾を眺望する舗装路を散策できます。

春と秋の観光シーズンの週末は、駐車場はかなり混みあうこともあります。また夏休みは周辺道路がよく渋滞します。それでも園内の散策路が大混雑することは、滅多にありません。

ソレイユの丘

 

荒崎公園(横須賀市)

ソレイユの丘の近く、海岸沿いの公園です。車椅子では通行できないエリアもありますが、アップダウンがある舗装路を通り、荒波が打ち寄せる岩場に行くことが出来ます。

公園内が極端に混雑することは、ほとんどありません。

荒崎公園

 

県立葉山公園(葉山町)

葉山の「大浜海岸」に面した公園です。駐車場から上り坂の歩道を進むと相模湾を眺望する高台エリアに出ます。三浦半島の西海岸なので、夕日が美しい公園です。

海水浴シーズンは混雑します。夏以外は、極端に混むことは滅多にありません。

県立葉山公園

 

披露山公園(逗子市)

逗子の海沿い、標高約100mの披露山山頂部にある公園です。駐車場から公園内は、ほぼフラットな舗装路を通ります。

展望台は階段ですが、上らなくても相模湾を眺望することができます。また無料の小さな動物園があります。

観光シーズンは周辺道路がよく渋滞しますが、公園内が大混雑することは、あまりありません。

披露山公園

 

県立大船フラワーセンター(鎌倉市)

バリアフリーな植物園です。園内のほとんどのエリアは車椅子で移動できます。段差があるのは「花の築山」「森の小道」です。

「グリーンハウス」は温室ですが、半オープンな構造で、一般的な温室よりも換気は効いています。

週末は賑わいますが、人混みが気になるほどの混雑になることはあまりありません。

県立大船フラワーセンター

 

県立辻堂海浜公園(藤沢市)

ジャンボプールがある大きな公園です。園内は舗装された散策路が整備されています。「交通展示館」はインドア施設です。

国道134号線を渡る歩道橋があり、車椅子で江の島を眺望する海岸沿いまで行くことが出来ます。

夏休み期間と、公園のイベント開催期間は、とても賑わいます。それでも園内の散策であれば、人混みが気になるほどの混雑ではありません。

県立辻堂海浜公園

 

平塚花菜ガーデン(平塚市)

正式名称は「神奈川県立花と緑のふれあいセンター」。バリアフリーな植物公園です。車椅子で園内のほぼ全域を散策できます。

休憩施設や展示室及び図書室、無料エリアにあるレストランやショップはインドア施設です。

年間を通じて、極端に混雑することはない施設です。

平塚花菜ガーデン

 

小田原フラワーガーデン(小田原市)

バリアフリーな植物公園です。「トロピカルドーム温室」は有料のインドア施設です。「渓流の梅園」などアウトドアエリアは無料です。舗装路が整備され、ガーデン全域を車椅子で散策できます。

梅の開花シーズンの週末は駐車場が混みます。「渓流の梅園」の散策は、カメラマンが集中するスポットに近づかなければ、密接になることはありません。

小田原フラワーガーデン

 

箱根温生花園(箱根町)

園内は未舗装路もありますが、ほとんどは木製のバリアフリー歩道が整備され、車椅子で散策できます。

冬季は休業です。開園期間中の週末は混みますが、人混みが気になるほどの混雑になることは滅多にありません。

箱根温生花園

 

等々力緑地(川崎市)

緑地内には4か所の市営有料駐車場があります。バリアフリーな散策通路があるのが「ふるさとの森」です。雑木林の中を散策するイメージのエリアで、通路が固く踏みしめられたほぼフラットに近い未舗装路で、車椅子で通行可能です。

Jリーグ川崎フロンターレのゲームがある日は、駐車場が混雑します。

等々力緑地

 

野島公園(横浜市)

対岸には八景島シーパラダイスがある、海沿いの公園です。海岸沿いの散策路はほぼフラットな舗装路で、車椅子で通行できます。旧伊藤博文金沢別邸は庭園部の散策路はフラットな舗装路で、車椅子での利用は可能です。

バーベキュー場があるので、季節良い週末は駐車場が混むことがあります。海を臨む公園の散策路は混みあうことはありません。

野島公園

 

根岸森林公園(横浜市)

根岸森林公園は自然の丘陵を活かした18haの公園です。園内の舗装通路はアップダウンがありますが、車椅子で散策可能です。「馬の博物館」はインドア施設です。

桜の名所で開花シーズンは駐車場が混みます。それでも園内はとても広いので、人混みが気になるほどの混雑ではありません。

根岸森林公園

 

麻溝公園(相模原市)

丘陵を利用している公園で、園内全域にアップダウンがありますが、車椅子ではどうにもならない急な傾斜路はありません。大花壇や花の谷は、季節のお花を車椅子で楽しめます。展望台「グリーンタワー相模原」はインドア施設です。

好天の休日は混みあいますが、園内散策で人混みが気になるほどの混雑には滅多になりません。

麻溝公園

 

県立相模湖公園(相模原市)

相模湖が完成した翌年に開園した湖岸の公園です。段差のある構造ですが、改修によってスロープが設置されているので、ほぼ公園全域を車椅子で散策できます。

好天の週末は駐車場が混雑します。園内は人混みが気になるほどの混雑には、滅多になりません。

県立相模湖公園

 

宮ケ瀬湖鳥居原エリア(相模原市)

宮ケ瀬湖は3つの観光エリアがありますが、バリアフリーに湖の眺望を楽しめるのは「鳥居原エリア」です。駐車場周辺から美しい風景を眺めることが出来ます。「ふれあいの館」内の軽食レストランは、屋外テーブル席があり、段差なく移動できます。「ふれあいの館」の西隣が公園で、宮ケ瀬湖を望む絶景ポイントです。

観光シーズンの週末は駐車場が混雑しますが、公園などは人混みが気になるほどの混雑には滅多になりません。

宮ケ瀬湖鳥居原エリア

 

寒川神社(寒川町)

最後に神社を紹介します。

相模国を代表する神社です。5世紀の雄略天皇の時代の記録があり、創建1500年超とされています。「八方除」の守護神として広く信仰されています。境内はルートを選べば舗装路で移動でき、スロープを上り車椅子で拝殿まで行くことができます。

正月、祭典神事の日は大混雑しますが、平時は極端に混雑することはありません。

寒川神社

ピークをずらして混雑を避けて、楽しい休日をお過ごしください。

(本稿は2020年3月に執筆しました)

千葉県 密閉密集密接を避ける 車で行く屋外型バリアフリー施設

混雑を回避できる千葉県の穴場スポットお出かけ先情報です。

駐車場がありマイカーで行ける屋外型施設で、ピークを避ければ混雑することが少ない、車椅子やベビーカーで利用できるバリアフリーなお出かけ先を紹介します。

 

さんぶの森公園(山武市)

ややマニアックな公園から紹介します。

広い公園です。園内にはアップダウンがあるので、車椅子では体力の範囲で無理なく散策してください。四季折々のお花が楽しめます。

シンボルタワーはエレベーターで展望台へ上がる屋内型有料施設です。

さんぶの森公園

 

飯塚沼農村公園(匝瑳市)

夏には蓮の花が咲く池のある公園です。広さは1.9ha。遊歩道が整備され車椅子で散策できます。

隣接する商業施設「ふれあいパーク八日市場」の「花・植木見本園」も、バリアフリーな屋外型の施設です。

飯塚沼農村公園

 

佐久間ダム湖親水公園(鋸南町)

佐久間ダムは1986年に完成した農業灌漑用堰止湖で、周辺を「佐久間ダム湖親水公園」とし、花の名所としています。水仙と桜の名所で、紫陽花とハスの植栽もすすめています。

公園全体がバリアフリーではなく、車椅子では段差のないスポットを訪ねます。ドライブを主体に楽しむ観光になります。

佐久間ダム湖親水公園

 

袖ケ浦公園(袖ヶ浦市)

2つの池を中心に散策路や広場がある公園です。バリアフリー上のポイントは駐車場の選択です。来園者用の一般駐車場から園内に向かうと、距離は短いながら急坂を下ります。

園内に「袖ヶ浦郷土博物館」と「アクアラインなるほど館」、入館無料の2つの施設があります。この施設の入口前に、それぞれ障害者用駐車区画が用意されています。

袖ケ浦公園

 

水郷佐原あやめパーク(香取市)

知名度は高い施設です。

2017年にリニューアルオープンしたバリアフリー施設で、「あやめ祭り」期間は混雑しますが、フジやハスの季節は、普通はそれほど混みません。

あやめの開花ピークの期間を避ければ、安心して利用できます。

水郷佐原あやめパーク

 

ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市)

潮干狩りで名高い人気の公園です。潮干シーズンの4月から6月は混雑します。その時期を避ければ、安心して利用できます。展望デッキがあり、三番瀬を眺望できます。

「環境学習館」は屋内施設です。

ふなばし三番瀬海浜公園

 

市原史跡上総国分尼寺跡(市原市)

バリアフリーな史跡を紹介します。

奈良時代の建築物を復元した大規模な復元施設です。中門、金堂、回廊があり、車椅子で見学ができます。史跡の解説がある展示館は屋内施設です。

市原史跡上総国分尼寺跡

 

宗吾霊堂(成田市)

珍しい由来の寺院を紹介します。

江戸時代の義民「佐倉宗吾」を祀るお寺です。境内は未舗装路面や段差箇所があります。車椅子ではルートを選びながら、無理のない範囲でのお参りになります。

祭礼の日などを避ければ、それほど混みあうことはありません。

宗吾霊堂

 

飯岡刑部岬展望館(旭市)

外房のバリアフリー展望施設です。無料で利用できます。車椅子で360度の眺望が楽しめます。

サンライズ、サンセット、そして夜景も人気です。

飯岡刑部岬展望館

 

九十九里有料道路

ドライブそのものが観光として楽しめるシーサイドロードです。「波乗り道路」と呼ばれます。

東日本大震災後に道路のかさ上げ工事を行い、2017年に再開業しました。途中にある九十九里を眺望する休憩施設は、改修されて綺麗です。

九十九里有料道路

 

東関道佐原PAパノラマ展望台

最後に高速道路のPAにある展望施設を紹介します。東関東自動車道の佐原PA(上り)にあります。

段差箇所にはスロープがある上り坂を進みます。展望台からは水郷エリアと利根川の流れが眺望できます。

東関道佐原PAパノラマ展望台

障がいのある家族や小さなお子様と、密閉密集密接を避けてお出かけが出来る、バリアフリーな穴場スポットで楽しい休日をお過ごしください。

(本稿は2020年3月に執筆しました)