企画展が面白い 茨城県坂東郷土館ミューズ バリアフリー情報

茨城県坂東市の「坂東郷土館ミューズ」は、車椅子で利用できる施設で定期的に面白い企画展が開催されます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2017年7月の取材に基づいています。

大ヒット「粛粲寶 作品展」

この資料館を注目したきっかけは、2017年2月25日から5月28日に開催された「孤高の画人 粛粲寶(しゅくさんぽう) 作品展」です。最晩年を茨城県で活動した縁での特別企画です。

名前を見てピンとこなくても、作品をみれば見覚えがある画風です。この特別展の図録は完売して手に入りません。

入場無料なので正確な入場者数の記録がないようですが、評判を聞いた美術ファンが、連日大勢押し寄せたということです。この種の施設としては、画期的な出来事です。

「粛粲寶 作品展」は開館20周年の特別展という位置づけ。格別に力が入った企画です。

過去の企画展、今後の企画展の予定がHPで公開されています。チェックするといずれの企画展も魅力的。しかもすべて無料です。

坂東郷土館ミューズアクセスの状況

アクセスは車が便利です。圏央道の開通でアクセスが向上しました。坂東ICから10分ほどです。

来館者用の無料駐車場があります。障害者用駐車区画は、やや解り難いのですが、エントランスの横に1台分あります。

駐車場からエントランスまで、車椅子での移動に問題はありません。

施設のバリアフリー状況

平成の大合併で誕生した坂東市。「坂東郷土館ミューズ」は、その行政施設です。施設は、図書館、天文台、資料館で構成されます。原則月曜休館です。

天文台は階段を上りますが、その他はバリアフリー仕様です。

館内には綺麗な障害者用トイレが用意されています。

「坂東郷土館ミューズ」は、企画展が注目のバリアフリー施設です。

豊田城 常総市地域交流センター バリアフリー情報

茨城県常総市の「豊田城」は、地域の歴史と民俗を紹介する展示室や展望室がある公共施設です。車椅子での利用には注意すべき点があります。現地のバリアフリー情報を詳しく紹介します。

なお本稿は2017年7月の取材で初稿を執筆し、2019年8月に加筆修正しました。

茨城県常総市の「豊田城

○豊田城の概要

高さ48.5mの天守閣がある7階構造の施設です。

1Fはホールとロビー。2Fはホールと図書室。3F、4F、6Fが常設展示室。5Fはフリースペース。7Fが展望室になっています。

中世にこの地を豊田氏が治めていた史実はありますが、その居城は別の場所で天守閣はありません。豊田城はバブル期に企画され、旧石下町が22億円を投じて1992年に竣工しました。

2015年秋の豪雨で鬼怒川が氾濫した時には、市民千人の避難場所になり、一般公開は中止。一部リニューアルをして2017年4月から再公開されています。

 

高さ48.5mの天守閣がある7階構造の施設です。

○駐車場からエントランスにかけてのバリアフリー状況

アクセスは車です。20台ほど収容する無料駐車場があります。障害者区画はありません。豊田城内には障害者用トイレはありません。駐車場脇の公衆トイレに障害者用トイレがあります。

駐車場からお城入口へ向かいます。そこに建つ銅像は、地元の出身の長塚節です。

銅像は、地元の出身の長塚節

その横を通り緩やかなスロープ路を上ります。この間約50mで屋根はありません。

豊田城の入口にドアが2枚あります。1枚目は自動ドアで2枚目が手動ドアです。車椅子では苦戦するタイプの手動ドアなので、介助者がいると助かります。

高さ48.5mの天守閣がある7階構造の施設です。

○有料展示施設のバリアフリー状況

3Fから7Fは有料施設ですが、2017年の再公開以来、期間限定の無料公開が継続しています。現時点で、2019年9月までは無料公開です。

上下階の移動は1基のエレベーターを利用します。

7Fが展望室なのですが、エレベーターは6Fまで。そこから階段で7F展望室へ上る構造なので、車椅子では7F展望室には行けません。

5Fは企画展のフロアでしたが、2017年の改装で飲食OKのフリースペースに変わりました。車椅子での利用は可能です。

地域の歴史や民俗を紹介する展示室の状況です。

3Fが「いしげの歴史」、4Fは「いしげの産業」の展示。竪穴式住居や土器などから始まる、アナログで古典的な民族資料の展示です。

そして6Fが「長塚節デジタルミュージアム」。壁面にプロジェクションマッピンが写る展示です。2017年の改装で誕生しました。

長塚節デジタルミュージアム

3F、4Fそして6Fの展示室内は、フラットな構造で車椅子での展示見学は可能です。

R294を走ると見える天守閣「豊田城」は、現時点では無料公開が続く、旧石下町の民俗資料館のような施設です。

障害者は無料で使える 東京都障害者総合スポーツセンター 利用ガイド

東京都北区にある「東京都障害者総合スポーツセンター」は、プールや体育館がある障害者のための総合運動施設です。施設の概要と利用方法を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年11月の取材に基づき、2019年7月に加筆編集しました。

 

○施設の利用方法

東京都障害者総合スポーツセンターは、東京都の関連施設ですが、都民以外も利用できます。

利用出来るのは原則として各種障害者手帳の交付を受けている人だけです。

初回利用時に受付で障害者手帳を提示して利用証の交付を受けて下さい。次回からは利用証の提示で施設を利用できます。

施設の利用方法

○施設の構成

スポーツセンターには以下の施設があります。

温水プール、体育館、ボッチャコートなどがある多目的室、各種のマシーンがあるトレーニング室、卓球室兼サウンドテーブルテニス室、認定書の取得者が利用出来る洋弓場、2019年7月現在では工事中で利用できませんが運動場と庭球場、そして集会室や研修室、宿泊施設があります。宿泊施設の利用だけは有料です。

施設の構成

○アクセスのバリアフリー状況

無料駐車場があります。現時点では運動場の工事により一部閉鎖されている駐車場があり、利用出来るのは施設の正面と新棟1F部の駐車場です。車椅子利用者がとても多い駐車場です。混雑時はスタッフの誘導にしたがってください。

アクセスのバリアフリー状況

また車椅子対応の無料送迎バスがあります。スポーツセンターと王子駅を往復するコースと、西巣鴨駅経由で池袋駅とを往復するコースの2系統があります。30分から90分に一本程度の運行ダイヤです。

 

○利用時間

スポーツセンターの開館時間は9時から21時です。各施設の利用時間はそれぞれ異なりますが、概ね20時過ぎまでとなります。原則水曜日が休館日で、その他にも休館することがあります。

また各施設は団体利用、イベント開催などにより、個人利用が出来ない日、出来ない時間帯があります。HPでスケジュールを確認して利用して下さい。

利用時間

○障害者トイレなど設備の状況

開館は1984年の施設ですが、2010年代に改修工事や増改築工事が進められ、2019年時点では、ほとんどのエレベーターやトイレは設備更新されました。各設備は問題なく利用出来るバリアフリー施設です。

障害者トイレなど設備の状況

○温水プールの詳細

身体障害のある方にとってプールは貴重な運動施設です。

スポーツセンターのプールは介助者と利用できます。男女別更衣室と家族更衣室があり、どちらも車椅子で利用できます。ロッカーは100円硬貨リターン式です。ドライヤーは用意されています。

25m×6コースで、ウォーキングレーンの設定があります。車椅子のまま入水できるスロープはありませんが、手摺付きの階段入水路はあります。

特筆すべきは室温と水温の高さです。一般的な温水プールに比べて3℃は高い30℃以上の設定で、身体障害のある人でも寒さを感じない温度です。

プールサイドには採暖室もあります。

温水プールの詳細

○レストランも営業中

エントランスからすぐの場所にレストランがあります。手ごろな価格のメニューをバリアフリーに楽しめるレストランです。

レストランも営業中

2019年中には運動場の工事も完了する予定です。障害者のためのスポーツセンターは、無料で利用できます。