「発地市庭」の読み方は「ほっちいちば」。「発地」は地名で「市庭」は造語です。2016年に開業した農産物産直ショップと複数の食事処、イベントスペースなどがある郊外型施設。車椅子での利用に大きな問題はありません。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。
○施設全域バリアフリー設計
広い駐車場、フラット路面、ワイド通路。施設全域が段差の無いバリアフリー設計。車椅子での利用に大きな問題はありません。
大規模な施設です。延床面積は2,000㎡超。ランダム且つ斜めに建つ列柱とうねる大屋根が印象的な外観。そのイメージは軽井沢の森や浅間山の尾根。新しい南軽のランドマークにふさわしい規模とデザインの施設です。
障害者用トイレは2か所に用意。広くて綺麗なバリアフリートイレです。
○道の駅ではない
オーナーは軽井沢町で、運営は民間委託されています。
ビジネスモデルは完全に「道の駅」です。でも「道の駅」認定は受けていません。軽井沢町のスタッフが、2013年頃より全国の先進事例の研究に励み、計画を練ったとのことです。
○ブランド名は「軽井沢霧下野菜」
「発地市庭」では野菜のブランド化に取り組んでいます。ブランド名は「軽井沢霧下野菜」で商標登録しています。
軽井沢は朝から発生した霧が野菜を優しく包み込む「霧下気候」の土地。そのため表面が霧に守られ豊富な水分を含んだみずみずしい野菜が育つ。「軽井沢霧下野菜」の幕やポスターがあちらこちらに掲示。地元軽井沢産の野菜が魅力な直売所です。
○野菜以外も高品質
野菜だけではなく、フルーツ、お菓子、ジャムなどの各種加工品、ソフトクリーム、地場産蕎麦など、「発地市庭」は高品質なコダワリの食が集まっています。
飲食店等は、ビュッフェレストラン、蕎麦屋、チーズ自慢のカフェ、豆腐工房。やはり高品質な軽井沢ブランドを志向しています。
○開放的な芝生広場
バリアフリーなデッキスペースで囲まれた施設です。建物横には開放的な芝生広場が設けられています。当初この芝生広場がバーベキュー場になる案内もありましたが、現時点までBBQの営業はなく、広場として活用されています。
軽井沢発地市庭は、車椅子で高品質な軽井沢ブランドの食を楽しめる、バリアフリー施設です。