障害者は無料で使える 東京都障害者総合スポーツセンター 利用ガイド

東京都北区にある「東京都障害者総合スポーツセンター」は、プールや体育館がある障害者のための総合運動施設です。施設の概要と利用方法を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年11月の取材に基づき、2019年7月に加筆編集しました。

 

○施設の利用方法

東京都障害者総合スポーツセンターは、東京都の関連施設ですが、都民以外も利用できます。

利用出来るのは原則として各種障害者手帳の交付を受けている人だけです。

初回利用時に受付で障害者手帳を提示して利用証の交付を受けて下さい。次回からは利用証の提示で施設を利用できます。

施設の利用方法

○施設の構成

スポーツセンターには以下の施設があります。

温水プール、体育館、ボッチャコートなどがある多目的室、各種のマシーンがあるトレーニング室、卓球室兼サウンドテーブルテニス室、認定書の取得者が利用出来る洋弓場、2019年7月現在では工事中で利用できませんが運動場と庭球場、そして集会室や研修室、宿泊施設があります。宿泊施設の利用だけは有料です。

施設の構成

○アクセスのバリアフリー状況

無料駐車場があります。現時点では運動場の工事により一部閉鎖されている駐車場があり、利用出来るのは施設の正面と新棟1F部の駐車場です。車椅子利用者がとても多い駐車場です。混雑時はスタッフの誘導にしたがってください。

アクセスのバリアフリー状況

また車椅子対応の無料送迎バスがあります。スポーツセンターと王子駅を往復するコースと、西巣鴨駅経由で池袋駅とを往復するコースの2系統があります。30分から90分に一本程度の運行ダイヤです。

 

○利用時間

スポーツセンターの開館時間は9時から21時です。各施設の利用時間はそれぞれ異なりますが、概ね20時過ぎまでとなります。原則水曜日が休館日で、その他にも休館することがあります。

また各施設は団体利用、イベント開催などにより、個人利用が出来ない日、出来ない時間帯があります。HPでスケジュールを確認して利用して下さい。

利用時間

○障害者トイレなど設備の状況

開館は1984年の施設ですが、2010年代に改修工事や増改築工事が進められ、2019年時点では、ほとんどのエレベーターやトイレは設備更新されました。各設備は問題なく利用出来るバリアフリー施設です。

障害者トイレなど設備の状況

○温水プールの詳細

身体障害のある方にとってプールは貴重な運動施設です。

スポーツセンターのプールは介助者と利用できます。男女別更衣室と家族更衣室があり、どちらも車椅子で利用できます。ロッカーは100円硬貨リターン式です。ドライヤーは用意されています。

25m×6コースで、ウォーキングレーンの設定があります。車椅子のまま入水できるスロープはありませんが、手摺付きの階段入水路はあります。

特筆すべきは室温と水温の高さです。一般的な温水プールに比べて3℃は高い30℃以上の設定で、身体障害のある人でも寒さを感じない温度です。

プールサイドには採暖室もあります。

温水プールの詳細

○レストランも営業中

エントランスからすぐの場所にレストランがあります。手ごろな価格のメニューをバリアフリーに楽しめるレストランです。

レストランも営業中

2019年中には運動場の工事も完了する予定です。障害者のためのスポーツセンターは、無料で利用できます。

奈良県庁屋上広場 車椅子で行く奈良公園 バリアフリー情報

奈良公園に隣接する奈良県庁は屋上が無料開放されています。県庁屋上広場は奈良市街を眺望するビュースポットして人気。車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年6月の取材に基づいています。

○奈良県庁の場所

県庁は近鉄奈良駅から東へ300mほどの場所。興福寺は南側に隣接。東側は奈良国立博物館に隣接し、その先は東大寺です。

奈良公園で鹿と遊び、大仏殿を見るコースのルート上にあります。

○問題なくバリアフリー

奈良県庁はとても立派な建物。その入口までのルートは、歩道から車道へ何度か渡りますが、ポイントでバリアフリー改修されて段差解消があり、県庁のエントランスまで車椅子で快適に移動できます。

県庁中に入るとすぐ左手に屋上行きエレベーターがあります。屋上も全域フラット構造。車椅子での利用に大きな問題はありません。県庁内には障害者用トイレがあります。

奈良県庁屋上広場

○五重塔をみるならココ

360°を眺望できる屋上広場です。

屋上に出た最初の向きは南。興福寺側です。興福寺の五重塔がよく見えます。

東向きでは東大寺や若草山。大仏殿はここからみても大きい。

北向きは奈良の市街地で、高い建物が全くありません。

西向きは平常宮跡や市街地、遠くには生駒山。奈良中心部を360°眺望しました。

奈良県庁屋上広場

○上の展望台へは階段のみ

屋上広場のエレベーターホールの上には、さらに高い位置の展望台があります。ここは階段のみで、車椅子では行けません。

上の展望台からは、絶対的な高さの違いではなく、屋上広場のふちが視野に入らないため、よりよい眺めに感じます。階段は2フロア分相当です。

○職員食堂を一般開放

県庁内の職員食堂は一般利用可能です。セルフサービスのカフェテリア方式。席自体は車椅子でも利用できる、一般的な稼働テーブルと椅子です。

屋上広場開放時間は原則平日が8:30、土日は10:00からで17時まで。例外の日があるので県庁HPで開放時間を確認して利用してください。

車椅子で行く茨城 真壁伝承館 バリアフリー情報

茨城県桜川市真壁町の「真壁伝承館」は、真壁陣屋の跡地に建つグッドデザイン賞を受賞した施設で、車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年9月の取材に基づいています。

○複合公共施設

2011年に開館した茨城県桜川市の公共施設です。公民館、図書館、資料館の機能に加え、300人収容の「まかべホール」や音楽スタジオなどがある複合施設。中核施設である「真壁伝承館歴史資料館」は入館無料です。

真壁伝承館

○真壁陣屋跡地

この地は江戸時代の行政地「真壁陣屋」の跡地。池や堀の跡が見つかり、多数の遺物が出土しました。

池や堀、水路などの跡を、建物や敷地の舗装で表現しています。そして遺物は歴史資料館で展示されています。

 

○グッドデザイン賞を受賞

とても凝った設計の素敵な施設で、2012年度グッドデザイン賞を受賞しました。建築物として見学する価値があります。

真壁伝承館

○バリアフリーに問題なし

2011年の施設ですから、バリアフリー面での問題はありません。障害者用トイレは複数箇所用意されています。駐車場には障害者用駐車スペースの用意あり。施設全域、基本的には段差のない構造です。

真壁伝承館

○歴史資料館はコンパクト

「真壁伝承館歴史資料館」には、2つの常設展示室と1つの企画展示室があります。館内には障害者用を兼ねた「誰でもトイレ」を一つ配置。一般トイレはありません。

常設展示室1では真壁の歴史を紹介。常設展示室2では、江戸時代の真壁陣屋を展示解説します。

真壁伝承館

○真壁は伝統的建物保存地区

真壁町は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。真壁伝承館は、その町並みに配慮された設計の公共施設で、町歩きの拠点にも利用できます。

建物自体のデザインが楽しめ、無料の歴史館があり、町歩きの拠点にもなるバリアフリー施設です。真壁伝承館は車椅子で利用できます。