新横浜ラーメン博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

新横浜ラーメン博物館の略称は「ラー博」です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

ラー博は入場料をとる施設ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の入場料が無料に減免されます。1F入口で障害者手帳等を提示してください。駐車料金の障がい者減免制度はなく、来館者は30分無料になります。

新横浜ラーメン博物館バリアフリー情報

ラー博は、まだバリアフリーの概念が薄い1994年の開業。今どきのバリアフリー設計ではありません。

それでも上下階移動はエレベーターがあり、段差解消スロープがあり、フロア内に決定的な段差はなく、基本的には車椅子で利用出来る施設です。

ただし注意すべきことが幾つかあります。特に混雑時間帯の利用が問題です。

新横浜ラーメン博物館バリアフリー情報

施設の2Fから7F及び屋上が自走式の駐車場です。身障者用駐車区画がありますが、スペースは一般駐車区画と同じで5ナンバーサイズ枠です。

駐車場エレベーターは1基で、サイズが小さいかごです。一般的な車椅子が縦に入りません。

施設上階にある屋内駐車場ですが、1Fでいったん外に出ます。ここの通路と段差解消スロープは、狭くて傾斜がきつい。そして外に出るので雨天は濡れます。

ガラガラの状態であれば利用できますが、混雑時は車椅子での乗降とエレベーターの利用に苦労する駐車場です。

新横浜ラーメン博物館バリアフリー情報

ミュージアムショップなどがある1Fは、問題はなく車椅子で利用できます。

1FからB2をつなぐ施設内エレベーターのかごは、車椅子が縦に入る普通サイズです。

ラーメン店が入るB1とB2は、車椅子での移動は可能ですが、通路が狭く、路面はゴツゴツした箇所があります。混雑時は車椅子でのフロア内移動に苦労します。

新横浜ラーメン博物館バリアフリー情報

ラーメン店なので席がカウンター、あるいはテーブル席でも狭いお店が多い。お店は入れ替わるので一概には言えませんが、この先も広々したバリアフリー店舗が出店するとは思えません。車椅子のまま利用できる店舗は限定的です。車椅子が苦手な狭いラーメン店をイメージして来場してください。空いている時は何とかなりますが、混雑時の車椅子利用は苦戦します。

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現時点で9店舗が営業しています。「新横浜ラーメン博物館」は人気施設。特に混むのは週末のランチタイムです。ピーク時間帯は各店舗に行列ができ、館内は大混雑します。スペース的に余裕がないので、車椅子では居場所に困るほどです。週末でも夕方になると、混雑は収まります。車椅子ではピークアウト時間帯の利用を、強くお薦めします。新横浜ラーメン博物館バリアフリー情報

1Fにはショップの他にラーメンに関する展示があります。B1とB2は昭和30年代の町並みを再現したセット。車椅子では段差があり内部に入れませんが、銭湯や駄菓子屋等があります。

ラーメンを食べずに、見学をするだけでも楽しい施設です。

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新横浜ラーメン博物館は車椅子での利用は可能です。ただしランチタイムや週末など、混雑すると車椅子での利用は苦戦します。

食のライブマーケット「ブランチ横浜南部市場」のバリアフリー状況を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年9月の取材に基づいています)