日光国立公園 那須高原ビジターセンター 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

那須高原の観光スポット「殺生石」や「温泉神社」などの近くにある「那須甲子地域の自然や歴史をわかり易く紹介するための展示を行っており、周辺の散策ポイントや観光情報、旬の自然情報なども提供して」いる環境省の無料公開施設です。

日光国立公園の那須甲子地域とは、栃木県と福島県にまたがる那須連山山麓エリアのこと。那須高原とは「標高1000m前後の山地で、那須野ヶ原扇状地の一番北側の、茶臼岳を中心とした山岳地帯」と定義されています。

那須高原ビジターセンターでは「自然」「歴史伝説」「皇室」の3つの切り口から那須甲子地域を学ぶことができます。

那須高原ビジターセンター

アクセスは車が便利。身障者用駐車スペースは大型車用駐車場内に設けられています。

那須高原ビジターセンター

身障者用駐車スペースの近くから、短い距離ですが那須高原ビジターセンターのお庭を歩くバリアフリー散策路が整備されています。

那須高原ビジターセンター

ビジターセンターのエントランスへは、段差解消スロープを上がります。車椅子で問題なく通行できる傾斜角度のスロープです。

那須高原ビジターセンター

那須高原ビジターセンターには、レクチャールーム、会議室、そして展示室があります。展示室には「殺生石」のレプリカが展示されていました。

那須高原ビジターセンター

那須高原の歴史や自然を紹介する映像コンテンツを視聴するコーナーもあります。

那須高原ビジターセンター

特別展示室では那須と皇室に関する展示があります。いずれも車椅子で観覧できる展示です。

那須高原ビジターセンター

エントランスから展示室に向かう途中にトイレがあります。

那須高原ビジターセンター

バリアフリートイレはスペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置、ユニバーサルバッドが備えられています。

那須高原ビジターセンター

那須高原ビジターセンターは車椅子で利用できるバリアフリー施設です。

(本稿は2023年10月に執筆しました)

近隣にある那須高原の観光スポット「那須つつじ吊橋」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

環境省箱根ビジターセンター 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

「箱根ビジターセンター」は、ロープ―ウェイの「桃源台」駅から、少し山側に上った場所にある環境省の施設です。あまり知られていませんが、バリアフリーに力を入れた無料施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

箱根ビジターセンター バリアフリー情報

アクセスは車が便利です。身障者用駐車区画がある無料駐車場が用意されています。収容台数は約40台。駐車場からフラットに「箱根ビジターセンター」館内へ向かうことができます。

環境省箱根ビジターセンター

1Fワンフロア構造の施設です。館内はバリアフリーで、車椅子での利用に大きな問題はありません。綺麗なバリアフリートイレがあります。一般的なサイズの個室でウォシュレット付き便器が備えられています。

環境省箱根ビジターセンター

館内には箱根の自然に関する展示があります。フロア中央部には「箱根の地形と火山の歴史」、壁面を利用して「季節のたより」「旬の速報」などのコーナーがあります。いずれも車椅子での見学に大きな問題はありません。

環境省箱根ビジターセンター

館内のハイライトは「芦ノ湖ラウンジ」。大きなガラス窓が建物枠いっぱいに広がる展望空間です。望遠鏡があり、箱根の自然を室内から楽しめます。ここなら冬でも暖かく自然観察が可能。箱根の四季を車椅子で楽しめます。

環境省箱根ビジターセンター

箱根ビジターセンター周辺は、自然観察散策コースが整備されています。その一部はバリアフリーコースで、車椅子で散策できます。

箱根ビジターセンター バリアフリー情報

バリアフリー散策コースは、センター前から道を渡り「子供の広場」周辺に進みます。多少のアップダウンを乗り越えて芦ノ湖畔方面へ向かい、湖畔をロープ―ウェイ「桃源台」駅方面に進み、センターに戻るコースです。

箱根ビジターセンター バリアフリー情報

「箱根ビジターセンター」は、館内の展示見学、ラウンジからの自然観察、そしてバリアフリーコースの散策、すべて車椅子で利用できる施設です。

雄大な自然の中で温生植物が鑑賞できる「箱根温生花園」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年9月の取材に基づいています)