東京都北区にある「東京都障害者総合スポーツセンター」は、プールや体育館がある障がい者のための総合運動施設です。施設の概要と利用方法を紹介します。
東京都障害者総合スポーツセンターは東京都の関連施設ですが、都民以外も利用できます。利用できるのは原則として各種障害者手帳の交付を受けている人だけです。個人利用の場合、初回利用時に受付で障害者手帳を提示して利用証の交付を受けて下さい。次回からは利用証の提示で施設を利用できます。団体利用の場合は、別途申し込みが必要です。

スポーツセンターには以下の施設があります。温水プール、体育館、ボッチャコートなどがある多目的室、各種のマシーンがあるトレーニング室、卓球室兼サウンドテーブルテニス室、認定書の取得者が利用出来る洋弓場、屋外施設は運動場と庭球場、そして集会室や研修室、宿泊施設があります。宿泊施設の利用は有料です。当たり前ですが、全館バリアフリーな施設です。

各施設は個人または団体で自由に利用できます。また東京都障害者総合スポーツセンターでは、障がいの状況に応じた様々な競技のスポーツ教室が開催されています。挑戦したいスポーツの教室に参加して、インストラクターの指導を受けることができます。波のたたない静かなプールで浮かぶ体験など、重度重複障がいの方が参加できるプログラムもあります。

アクセス方法です。利用者用の無料駐車場があります。施設の正面と横、そして新棟1Fに駐車場が用意されています。

もっとも新しい新棟1F駐車場は屋内型で車椅子マークの駐車区画があり、施設エントランスまで屋根付きの通路があります。雨天でも利用しやすい駐車場です。

車椅子対応の無料送迎バスが運行されています。スポーツセンターと王子駅を往復するコースと、西巣鴨駅経由で池袋駅とを往復するコースの2系統があります。30分から90分に一本程度の運行ダイヤです。
現在はコロナ対策で利用時間に制約がありますが、スポーツセンターの開館時間は9時から21時です。各施設の利用時間はそれぞれ異なりますが、概ね20時過ぎまでとなります。原則水曜日が休館日で、その他にも休館することがあります。
また各施設は団体利用、イベント開催などにより、個人利用が出来ない日、出来ない時間帯があります。HPでスケジュールが公開されているので、確認して利用して下さい。
東京都障害者総合スポーツセンターは1984年に開館した施設ですが、2010年代に改修工事や増改築工事が行われ、新棟を増築し、本館などの既存施設のエレベーターやトイレは設備更新されました。

障がいのある方にとって、プールは貴重な運動施設です。温水プールについて詳しく紹介します。
スポーツセンターのプールは介助者と利用できます。男女別更衣室と家族更衣室があり、どちらも車椅子で利用できます。ロッカーは100円硬貨リターン式です。ドライヤーは用意されています。
25m×6コースで、ウォーキングレーンの設定があります。車椅子のまま入水できるスロープはありませんが、手摺付きの階段入水路はあります。
特筆すべきは室温と水温の高さです。一般的な温水プールに比べて3℃は高い30℃以上の設定で、身体障がいのある人でも寒さを感じない温度です。現在はコロナ対策で利用できませんが、プールサイドには採暖室があります。
エントランスの横にレストランが営業しています。手ごろな価格のメニューを楽しめるレストランです。

東京都障害者総合スポーツセンターは、車椅子アスリートの人などに限らず、様々な障がいのある人がスポーツを無料で楽しめる施設です。なお東京都が行っている障がい者のための東京都障害者休養ホーム事業については、別稿「宿泊料金の助成制度 東京都障害者休養ホーム事業の利用方法」を参照してください。
(本稿は2022年8月に書き直しました)