ピラミッド型展望台に車椅子で上がる 高滝湖PAバリアフリー状況

千葉県市原市、高速道路圏央道の高滝湖PAには、車椅子で上がることができる展望台があります。ピラミッドの頂上部をフラットにしたような構造で、ロングスロープを上がります。展望台からは高滝湖周辺を眺望することができます。

ピラミッド型展望台に車椅子で上がる 高滝湖PAバリアフリー状況

高滝湖PAは、圏央道の外回り、内回りの両方から利用できます。PAですから基本的にはバリアフリー設計で、バリアフリートイレがあります。

高滝湖PAバリアフリー状況

両方向の駐車場に、屋根付きの身障者用駐車区画が各1台分用意されています。

高滝湖PAバリアフリー状況

ただしレストランや売店などの営業施設はありません。

高滝湖PAバリアフリー状況

展望台へのルートは一本です。

高滝湖PAバリアフリー状況

駐車場からピラミッドの壁面を上がるように、傾斜路を進みます。

高滝湖PAバリアフリー状況

距離があるので楽ではありませんが、傾斜角度はそれほど急ではないので、元気な介助者がいれば、車椅子で上がることができます。

高滝湖PAバリアフリー状況

頂上部は広くてフラットな空間です。壁ではなく格子状のフェンスなので、車椅子からの低い目線で眺望が楽しめます。

高滝湖PAバリアフリー状況

高滝湖PAバリアフリー状況

展望台には固定式のテーブルとベンチがあり、自由に利用できます。

高滝湖PAバリアフリー状況

坂上がりに少々体力は必要ですが、高滝湖PAのピラミッド展望台は、車椅子で利用出来ます。

(本稿は2020年4月に執筆しました)

高滝湖畔の「高滝ダム記念館」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

千葉県 三密を避ける 車で行く屋外型バリアフリー施設

混雑を回避できる千葉県の穴場スポットお出かけ先情報です。

駐車場がありマイカーで行ける屋外型施設で、ピークを避ければ混雑することが少ない、車椅子やベビーカーで利用できるバリアフリーなお出かけ先を紹介します。

なおアンダーラインがある施設の名称をクリックすると、より詳しいバリアフリー情報ページにリンクします。ご参照ください。

飯塚沼農村公園(匝瑳市)

夏には蓮の花が咲く池のある公園です。広さは1.9ha。遊歩道が整備され車椅子で散策できます。

隣接する商業施設「ふれあいパーク八日市場」の「花・植木見本園」も、バリアフリーな屋外型の施設です。

ふれあいパーク八日市場

佐久間ダム湖親水公園(鋸南町)

佐久間ダムは1986年に完成した農業灌漑用堰止湖で、周辺を「佐久間ダム湖親水公園」とし、花の名所としています。水仙と桜の名所で、紫陽花とハスの植栽もすすめています。

公園全体がバリアフリーではなく、車椅子では段差のないスポットだけを訪ねます。ドライブを主体に楽しむ観光になります。

佐久間ダム湖親水公園

袖ケ浦公園(袖ヶ浦市)

2つの池を中心に散策路や広場がある公園です。バリアフリー上のポイントは駐車場の選択です。来園者用の一般駐車場から園内に向かうと、距離は短いながら急坂を下ります。

園内に「袖ヶ浦郷土博物館」と「アクアラインなるほど館」、入館無料の2つの施設があります。この施設の入口前に、それぞれ身障者用駐車区画が用意されています。

袖ケ浦公園

水郷佐原あやめパーク(香取市)

知名度は高い施設です。2017年にリニューアルオープンしたバリアフリー施設で、「あやめ祭り」期間は混雑しますが、フジやハスの季節は、普通はそれほど混みません。あやめの開花ピークの期間を避ければ、安心して利用できます。

水郷佐原あやめパーク

ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市)

潮干狩りで名高い人気の公園です。潮干シーズンの4月から6月は混雑します。その時期を避ければ、安心して利用できます。展望デッキがあり、三番瀬を眺望できます。「環境学習館」は屋内施設です。

ふなばし三番瀬海浜公園

市原史跡上総国分尼寺跡(市原市)

バリアフリーな史跡を紹介します。奈良時代の建築物を復元した大規模な復元施設です。中門、金堂、回廊があり、車椅子で見学ができます。史跡の解説がある展示館は屋内施設です。

市原史跡上総国分尼寺跡

宗吾霊堂(成田市)

珍しい由来の寺院を紹介します。江戸時代の義民「佐倉宗吾」を祀るお寺です。境内は未舗装路面や段差箇所があります。車椅子ではルートを選びながら、無理のない範囲でのお参りになります。祭礼の日などを避ければ、それほど混みあうことはありません。

宗吾霊堂

飯岡刑部岬展望館(旭市)

外房のバリアフリー展望施設です。無料で利用できます。車椅子で360度の眺望が楽しめます。サンライズ、サンセット、そして夜景も人気です。

飯岡刑部岬展望館

九十九里有料道路

ドライブそのものが観光として楽しめるシーサイドロードです。「波乗り道路」と呼ばれます。東日本大震災後に道路のかさ上げ工事を行い、2017年に再開業しました。途中にある九十九里を眺望する休憩施設は、改修されて綺麗です。

九十九里有料道路

東関道佐原PAパノラマ展望台

最後に高速道路のPAにある展望施設を紹介します。東関東自動車道の佐原PA(上り)にあります。段差箇所にはスロープがある上り坂を進みます。展望台からは水郷エリアと利根川の流れが眺望できます。

東関道佐原PAパノラマ展望台

障がいのある家族や小さなお子様と、密閉密集密接を避けてお出かけが出来る、バリアフリーな穴場スポットで楽しい休日をお過ごしください。

(本稿は2020年3月に執筆しました)

大津SA下り パヴァリエ びわ湖大津 車椅子バリアフリー情報

NEXCO西日本では3カ所のサービスエリアを「PAVARIE」ブランドにしています。その中の一つが名神高速道路の大津SA下り線「パヴァリエ びわ湖大津」です。開業は2013年。SAなので施設の基本的なバリアフリー状況に問題はありません。

パヴァリエ びわ湖大津は、車椅子で琵琶湖の眺望を楽しめるSAです。展望施設のバリアフリー状況を紹介します。

大津SA下り パヴァリエ びわ湖大津 車椅子バリアフリー情報

「パヴァリエ びわ湖大津」は2フロアで屋上がある構造で、屋上部が3Fとされて展望デッキが用意されています。

大津SA下り パヴァリエ びわ湖大津 車椅子バリアフリー情報

1Fと3Fを結ぶエレベーターが1基あり、車椅子で展望デッキに上がることが出来ます。雄大な琵琶湖の広がりを楽しめる展望デッキです。

大津SA下り パヴァリエ びわ湖大津 車椅子バリアフリー情報

大津SA上り線は「パヴァリエ」ではありません。下り線のSAだけです。

大津SA下り パヴァリエ びわ湖大津 車椅子バリアフリー情報

2Fはレストランとフードコートのスペースです。屋外スペースもあります。

フードコートの琵琶湖方面の窓は、大きなガラス面で室内から琵琶湖の景観を楽しめます。

2Fフロア内はフラット構造で、通路幅は余裕があります。車椅子で利用しやすい飲食フロアです。

大津SA下り パヴァリエ びわ湖大津 車椅子バリアフリー情報

1Fはマック、サーティーワン、お土産など各種のショップが入店しています。フラットでスペースに余裕があるので、このフロアも車椅子で利用しやすい施設です。

大津SA下り パヴァリエ びわ湖大津 車椅子バリアフリー情報

大津SA下り線「パヴァリエ びわ湖大津」は、バリアフリー環境のもと、車椅子で琵琶湖の眺望を楽しめるSAです。

琵琶湖周辺の観光施設のバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年3月の取材に基づいています)