丸の内 新丸ビル 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

新丸ビル

丸の内の新丸ビルは、B1から7Fまでの低層階が一般商業フロアで、数多くの飲食店、物販店が営業しています。

新丸ビル

基本的にはバリアフリー施設で、バリアフリートイレは、1F以外の各フロアに用意されています。新丸ビルB1からは、兄弟ビルの丸ビルB1へも地下で直結しています。途中には行幸通り地下スペースを活用した「行幸ギャラリー」があります。

新丸ビル

この間のフロア表面は基本的にフラット。車椅子での移動に大きな問題はありません。クリスマスツリーなど、新丸ビルでメインのイベント会場になるのは、3Fアトリウムです。

丸の内~新丸ビル

これまで幾多のイベントが開催されました。基本設計はバリアフリーなので、車椅子での利用は可能です。

丸の内~新丸ビル

新丸ビルのエレベーターは2系統あります。

丸の内~新丸ビルフロア中央にあるエレベーターは2基。このエレベーターは混みます。もう一系統、ビル北側に3基のエレベーターがあります。こちらはほとんど混みません。中央のエレベーターが混んでいるときは、移動して北側エレベーターを利用することをお薦めします。

丸の内~新丸ビル

この空いている北側エレベーターのB1乗降口は、ビルから一歩外に出たようなスペースにあります。知らないとエレベーターの存在に気が付かないかもしれません。

新丸ビル

数多くの飲食店が入る新丸ビルですが、車椅子では利用しにくい店舗があります。出入口に小さな段差のある店。止まり木方式の席の店。店内スペースが狭く車椅子で移動できない店があります。

今後バリアフリー店舗が増えるかもしれませんが、事前にバリアフリー状況を確認することをお薦めします。

丸の内~新丸ビル

新丸ビルはオフィスエリアとの関係で、フロアによって商業施設の面積や場所が異なります。3F・4F・5Fはフロア全体が商業施設ですが、B1・1F・2F・6F・7Fは、変形フロアです。

新丸ビル

B1から2Fにかけては、吹き抜け構造になっています。

丸の内~新丸ビル

2023年4月、7F丸の内テラスがリニューアルオープンしました。

丸の内テラス

車椅子で利用できるテラス席もあります。

丸の内テラス

アクセスは電車利用なら東京駅と地下通路で直結しています。また丸の内パークインの地下駐車場があります。

新丸ビル

駐車場の状況を詳しく紹介します。混雑時は満車マークが点灯し、スタッフが駐車場入口に立ち誘導します。新丸ビルの駐車場の場合、機械式駐車場の入庫に時間がかかるので、本当の満車ではなく、入庫が混んでいる場合がほとんどです。

丸の内~新丸ビル駐車場入口の道路の交通量が少ないため、数台程度なら左折入庫の路上待機は事実上可能です。地下での入庫処理にかかる時間相当なので、概ね1分に1台程度の間隔で地下へ入場できることが多いようです。

その時々の状況次第ではありますが、他の丸の内パーキングに比べて、満車でも待つことができる駐車場です。

丸の内~新丸ビル

自走して地下におります。新丸ビルの駐車場のメインは機械式です。車が横移動する機械式駐車場なので、一般的な車椅子での乗降は可能です。

新丸ビル

機械式駐車場は降車口、乗車口とも、1カ所しかない構造で、混雑時は入庫だけではなく出庫にも時間がかかります。平置きの身障者用駐車スペースが、機械式入庫ゲート前に1台分だけあります。

そして一般用平置きスペースもありますが、この駐車スペースは狭い区画のみで、車椅子での乗降はかえって苦戦します。新丸ビルの一般平置き駐車スペースは、利用しないことをお薦めします。

駐車場は新丸ビルのB2になります。通常はエスカレーターで、車椅子利用者はエレベーターでB1へ上がります。B2フロアの奥にB2とB1間専用のエレベーターが1基あります。全く混まないエレベーターでB1へ移動できます。

新丸ビル利用ガイド

新丸ビル地下駐車場から、行幸通りの下にある「中央ゾーン」、そして丸ビルの地下駐車場につながり、それぞれ身障者用駐車スペースがあります。新丸ビルからは少し離れますが、移動が苦にならない人は「中央ゾーン」の身障者用駐車スペースの利用も便利です。

新丸ビル

新丸ビルを起点にした地下通路は、大手町まで繋がっています。B1から「イーヨ」が入る永楽ビルディングを目指してください。途中の日本工業倶楽部会館の下が一部屋根無しのゾーンですが、脇に庇があるので小雨程度なら濡れません。

新丸ビル「イーヨ」からさらに進むと、地下鉄大手町駅へと下るエスカレーターとその横にはエレベーターがあります。車椅子で丸の内から大手町まで、地下通路で移動できます。

新丸ビルは車椅子で利用できるバリアフリー施設です。

(本稿は2023年4月に加筆しました)