白河 南湖公園 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

福島県白河市の南湖公園は、白河藩主であった松平定信により1801年に築造された、日本最古の公園といわれています。「士民共楽」という理念のもと、身分の差に関係なく誰もが楽しめるように一般開放されました。湖水面積は17.7ヘクタール、周囲は約2キロメートル。園内に点在する17の景勝地「南湖十七景」などを散策する公園です。しかしながらバリアフリーではありません。「共楽亭」「翠楽苑」「南湖神社」「松風亭羅月庵」などの名所は、車椅子での観光は困難です。

白河市の南湖公園

アクセスは車が便利。メインの駐車場「南湖公園東広場」から車椅子で散策できる湖畔の範囲を紹介します。駐車場は未舗装路面です。なるべくスロープ路に近い場所に駐車してください。

白河市の南湖公園

駐車場から南湖の湖畔にあがるスロープ路があります。角度があるスロープで上がるには力が必要です。下りは車椅子後ろ向きをお薦めします。

白河市の南湖公園

スロープを登りきると「北の湖畔コース」方面が車椅子で通行できる路面です。

白河市の南湖公園

荒れた路面箇所もありますが、路面をみながら慎重に進めば車椅子で移動できます。

白河市の南湖公園

湖畔をしばらく進むと南湖公園の石碑がある広場に出ます。この区間が車椅子で散策できる湖畔コースです。

白河市の南湖公園

広場の横に蔵造りの甘味処があります。

白河市の南湖公園

店舗エントランスに段差はありません。店内もフラットなお店です。

白河市の南湖公園

白河市の南湖公園は、車椅子で散策できる範囲は限られる観光名所です。

(本稿は2023年8月に執筆しました)

白河市の農産物直売所「り菜あん」を別稿で掲載しています。ご参照ください。