千葉県 道の駅水の郷さわら 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

水の郷さわら バリアフリー情報

千葉県香取市の「水の郷さわら」は、国道356号線の「道の駅」と、利根川の「川の駅」で構成される施設です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

水の郷さわら バリアフリー情報

なお佐原の古い町並みの詳しいバリアフリー情報は別稿「車椅子で訪ねる水郷佐原 古い町並み バリアフリー情報」を参照してください。

古い町並みが残る水郷佐原の国道356号線と利根川の間に建つ施設が「水の郷さわら」です。2018年4月に直売所が増床してリニューアルオープン。以前よりも車椅子で利用しやすい施設になりました。ここは単純な道の駅ではありません。車椅子での利用方法を詳しく紹介します。

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アクセスは車が便利です。「水の郷さわら」敷地内に入ると、直売所棟がありエントランスがみえます。正面付近に身障者用駐車区画がありそうな気がしますが、そのまま棟の裏側に進んで下さい。利根川が見える川側の駐車スペースに、3台分の身障者用駐車区画があります。

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この駐車区画からすぐの場所に、棟に入る自動ドアの裏口があります。その裏口の手前にバリアフリートイレがあり、ウォシュレット付便器、ユニバーサルベッドが備えられています。

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「水の郷さわら」は、国道356号線の「道の駅」と、利根川の「川の駅」の2つの要素で構成される施設です。建物は2棟あります。

道の駅水の郷さわら

駐車場の近くに建つ棟は、直売所とフードコート。一般的な道の駅のイメージです。2010年に開業した施設なので、基本構造はバリアフリーです。ただし車椅子で利用すると、通路が狭く、混雑時は苦戦します。直売所は増床により、以前よりも広さに余裕ができました。フードコートは空いていれば問題なく車椅子で利用できますが、スペースにあまり余裕がないお店です。

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別棟「川の駅」には、総合案内と物産館、そして「防災教育展示」があります。別棟は珍しい構成なので、詳しく紹介します。

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施設正面横に、川の駅としての身障者用駐車スペースが1台分用意されています。

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別棟の総合案内所はスタッフ常駐の観光情報コーナー。そして地場名産品を販売する物産コーナーがあります。

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物産コーナーの通路はやや広く、車椅子でも利用しやすいサイズです。利根川が見える窓際はイートインスペース。無料のお茶や電子レンジがあり、お弁当などを自由にいただけます。窓沿いの幅が狭いスペースなので、混雑していると車椅子では利用しにくいこともあります。その場合は屋外へ。窓の外側のデッキスペースにテーブルがあります。

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物産コーナーからそのまま奥に進むと手動ドアがあるので、車椅子では不便です。物産コーナー正面出入口からいったん外に出て、「防災教育展示」側の入口にまわると自動ドアがあります。または川の駅正面入口を利用してください。

道の駅水の郷さわら

「防災教育展示」は2フロア構成でエレベーター有り。1Fにはバリアフリートイレがあります。バリアフリートイレはウォシュレット付き便器と、ユニバーサルベッドが用意されています。

道の駅水の郷さわら

防災のテーマは利根川の洪水です。それに関わる常設展示が2F。1Fはイベントスペースと、奥には治水対策に使用された重機などの実物展示があります。見る価値のある展示です。車椅子で見学できます。

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施設内の利根川の川辺は、船乗り場などの「川の駅」。観光船乗り場、カヌー乗り場、ボートの係留場などがある施設です。

バリアフリーには限界があり、車椅子利用者には縁遠い施設ですが、利根川の素晴らしい眺めを楽しめます。

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「水の郷さわら」は、直売所と食事処だけの施設ではありません。別棟の「防災教育展示」と「川の駅」の一部は、車椅子利用をお薦めできます。

(本稿は2023年4月に加筆しました)