軽井沢 万平ホテル 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

車椅子で行く軽井沢~万平ホテル バリアフリー情報

軽井沢を代表するクラシックホテル「万平ホテル」は、宿泊、食事に限らず、ショップの利用、資料室の見学、周辺の散策などを楽しむことができます。万平ホテルのバリアフリー状況を紹介します。

万平ホテルは軽井沢駅から約2km、趣のある並木道を抜けた先に建ちます。車椅子利用者は車の利用が便利です。途中の並木道は広さに余裕がありません。対向車が来た場合は譲り合って通行してください。

軽井沢~万平ホテル バリアフリー情報

駐車場は敷地内4カ所。夏休みや週末はかなり混み合い、広い乗降スペースの確保が出来ないこともあります。またホテルエントランスはやや高台なので、どの駐車場に停めても少し坂を上ります。駐車場混雑時は車椅子利用で苦戦する可能性があります。その場合は車寄せに行き、フロントスタッフに相談してください。

軽井沢~万平ホテル バリアフリー情報

館内全般のバリアフリー状況です。クラシックな万平ホテルですが、リノベーションによりほぼ全館が車椅子で利用できるバリアフリーホテルになっています。バリアフリートイレもあります。

観光地軽井沢原点の施設です。建物が放つ伝統の威厳、そして最高のおもてなし、宿泊、食事、喫茶、そして周辺散策、何をしても軽井沢を満喫できるホテルです。

軽井沢~万平ホテル バリアフリー情報

客室のバリアフリー状況です。万平ホテルの客室は「アルプス館」「別館」「アタゴ館」「ウスイ館」があり、他にコテージが3棟あります。コテージは段差があります。

この内、いわゆるバリアフリールームは「ウスイ館」に3室用意されています。ただしこの3室以外も、ほとんどの客室は無駄な段差はありません。障がいの状況によっては、幅広く客室を選ぶことができます。

レストランのバリアフリー状況です。レストランは、メインダイニングと中華料理、そして和食のお店が本館内にあります。いずれもバリアフリー仕様で、車椅子で利用できます。

ジョン・レノンが愛したカフェにはスロープの用意があり、車椅子でテラス席が利用できます。

離れ別館の京懐石のお店は、エントランスまで石畳で、店内には段差があります。

ショップのバリアフリー状況です。本館1Fのショップは、フラットで通路幅に余裕があるバリアフリーショップです。アップルパイ、ジャム、紅茶など、万平ホテルの逸品が販売されています。

資料室のバリアフリー状況です。資料室はアルプス館の横、パブリックスペースにある入場無料の施設です。ジョン・レノン一家の写真や彼が気に入ったピアノ、田中角栄首相とキッシンジャー国務長官のツーショット、古き時代のパーティーメニューなど、狭い空間ですが100年を超えるホテルの歴史が展示されています。元々は段差構造であったと思われますが、すべてスロープ化されてバリアフリーです。資料室は車椅子で見学できます。

車椅子でのハッピーヴァレイへの行き方です。観光名所「ハッピーヴァレイ」は、別荘地の中にある石畳の一本道です。万平ホテルの近くにありますが、行き方が解りにくいので、現地でホテルスタッフに確認することをお薦めします。

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段差を避けて車椅子で行く場合は、万平ホテルのコンベンションホールである「ザ・ハッピーヴァレイ」の横から回り込み、その先オフロードの横道を左折してください。30mほどオフロードを進むと、「ハッピーヴァレイ」の起点につきます。

素敵な道ですが、路面は石畳でゴツゴツなので、車椅子での通行は快適ではありません。道の起点付近で先を眺めて引き返すことをお薦めします。

ハッピーヴァレイ

軽井沢万平ホテルは、バリアフリーにリノベーションされたクラシックホテルです。一部の施設を除き、車椅子で利用できます。

軽井沢の新しい商業施設「発地市庭」のバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2017年8月の取材に基づいています)