地元食材が車椅子で買える バリアフリー産直がある関東の道の駅

地元食材が車椅子で買える バリアフリー産直がある関東の道の駅

地元の新鮮野菜が並ぶ道の駅の産直ショップ。しかし、通路が狭く、車椅子での買い物に苦戦するお店も少なくありません。
売場スペースに余裕があり、車椅子で店内移動が出来て、什器の高さが車椅子に合っている、高品質なバリアフリーショップがある、車椅子利用者にお薦めできる関東の道の駅を紹介します。

○道の駅きつれがわ(栃木県さくら市)

産直ショップが入る「新館」は、2017年に開業したバリアフリー施設です。さくら市は「野口雨情」と縁があり、商店街には古い建物が残り、里山があります。そこから「新館」開業と同時に「大正ロマン、大正モダン」が施設のコンセプトになりました。
内装は綺麗で演出の工夫があり、ショップ内の通路幅は広く、什器はお洒落。館内はすべて、車椅子で十分に通行ができる通路幅が確保されています。気持ちよく車椅子で買い物が出来ます。

道の駅きつれがわ

○道の駅みかも(栃木県栃木市)
2015年4月にリニューアルして、産直ショップの什器が一新され、通路幅がワイドになりました。「新鮮野菜直売所・物産館」は、通路幅に余裕があり、少々の混雑なら車椅子での店内回遊は可能です。

道の駅みかも

○道の駅しもつけ(栃木県下野市)
2011年に開業した大型の道の駅です。大規模でバリアフリーなショップがあります。
メイン棟内にあるショップは、農産物直売店と物産館が一体になった構成で、多彩な商品が並びます。インストアベーカリーも入店しています。
高品質な売り場で、道の駅というよりも、デパ地下を目指したイメージの売場。各所で販売員による試食販売がおこなわれます。道の駅としては、ワンランク上のショップです。
段差が全くない設計で、通路幅が広く、什器が綺麗で、品揃えは豊富。車椅子で快適に買い物が楽しめます。

道の駅しもつけ

○道の駅うつのみやろまんちっく村(栃木県宇都宮市)
46haの滞在型ファームパーク、がキャッチコピーの道の駅です。大型産直ショップは「集落のエリア」にある「あおぞら館」内です。約150軒の地元農家が出品しています。
道の駅としての登録は2012年ですが、施設は新しくはありません。しかしスペースに余裕があり、車椅子で問題なく買い物ができます。

道の駅うつのみやろまんちっく村

○道の駅あぐりーむ昭和(群馬県昭和村)
赤城山の山裾にある道の駅です。開業は2011年で、施設は段差を造らないバリアフリー設計です。
産直ショップは「旬菜館」。正面入口は自動ドアです。それほど大きなショップではありませんが、通路幅は広く、販売台の高さは低く、車椅子で問題なく買い物ができます。
昭和村は「やさい王国」を自称しています。

道の駅あぐりーむ昭和

○道の駅いたこ(茨城県潮来市)
2017年に「新鮮市場伊太郎」を新築。旧来の産直ショップに比べて売り場面積は2.6倍になりました。
出入口のドアは幅広の自動ドアが2カ所にあります。店内の通路幅は広くなり、バリアフリー面は大幅に改善されました。車椅子で問題なく品定めが出来ます。

道の駅いたこ

○道の駅まくらがの里こが(茨城県古河市)
2013年開業。キャッチコピーは「茨城県最大級の道の駅」です。
段差が全くない設計で、店舗への出入口ドアは手を近づけて作動させるタイプの自動ドアでワイドタイプ。農産物産直ショップは「古河マルシェまくらが」。物産コーナーは「お土産処ゆきはな」。ショップの通路幅はとても余裕があり、車椅子で利用可能です。

道の駅まくらがの里こが

○道の駅和紙の里ひがしちちぶ(埼玉県東秩父村)
「東秩父村和紙の里」として30年前から営業していた施設をベースにして、2016年10月に道の駅として開業しました。
産直ショップ「JA埼玉中央東秩父農産物直売所」は、2016年に新築した施設で、出入口及び店内はバリアフリー設計。店内の通路幅は広く、車椅子で問題なく買い物ができます。
産直ショップ以外は古い設備で、車椅子での利用や移動が難しい施設もあります。

道の駅和紙の里ひがしちちぶ

○道の駅保田小学校(千葉県鋸南町)
2015年開業。廃校になった小学校をリノベーションした道の駅で、元体育館が「里山市場 きょなん楽市」。産直ショップと物産コーナー、そして「きょなん花MARCHE」があります。出入口はフラットで自動ドア、店舗内の通路幅は広く、車椅子で利用しやすいショップです。

道の駅保田小学校

○道の駅みのりの里東金(千葉県東金市)
道の駅として全面開業したのは2015年。コンセプトは「人・もの・情報が行き交う。東金市民のリフレッシュ空間」です。
産直ショップは「東金マルシェ」。幅広通路でバリアフリーなショップです。扱い商品は地場産品比率が高く、千葉名産品の「みそピーナッツ」は、容器の形状、内容量、生産者がいろいろあり、選ぶ楽しみがあります。ピーナッツや野菜類だけでなく、乳製品や鶏卵なども充実しています。

道の駅みのりの里東金

○道の駅富士川(山梨県富士川町)
2014年に開業。商業棟は「観光交流センター」。出入口は3カ所あり、すべてワイドスパンの自動ドアです。農産物や物産品が並ぶ広い売店があります。店内はフラットで通路幅は広く、車椅子での利用に問題はありません。
地元の名産「大塚にんじん」は、通常の人参よりも長い人参で、栄養価が高く、味が濃いのが特徴です。「みみほうとう」は、この地方伝統の、耳のような形状のほうとうです。

道の駅富士川

 以上、バリアフリーな産直ショップがある、車椅子での買い物先にお薦めできる道の駅です。

(本稿は2020年2月に執筆しました)