重度重複障がい者の生涯学習啓発パンフレット「だれでも参加できる生涯学習の機会を作りませんか?」が文部科学省から発行されました。以下のアドレスで公開されています。
https://www.mext.go.jp/content/20220608-mxt_kyousei01-01845_02.pdf
令和3年度の文部科学省委託調査「生涯学習を通じた共生社会の実現に関する調査研究」の調査結果に基づき、当事者の学びのニーズと具体的な取組内容を紹介しています。
パンフレットでは訪問型、集合型、オンライン型など13の実例が掲載され、主催者の活動への想いが語られています。その一部を紹介します。
・本人に楽しみがあって、本人を肯定してくれる存在があることで、本人も家族も生活の幅が広がっている。
・重症心身障がい児者が特別支援学校の在学中に育んだ、意思表示する力を、卒業後も継続的に広げたり生かしたりすることを目指している。
・参加者には一人の大人として向き合い、極力、発達の年齢を考慮したプログラムを心掛けている。
・自宅で生活している参加者と家族にとっては、自宅外での活動の場が少ないので、仲間に会える大切な場所になっている。
・障がいの有無に関わらずみんなが参加できる学び場づくりを継続している。
文部科学省から委託されてパンフレットを作成した事業者は「1 冊を通して生涯学習の必要性、意義を理解してもらい、実際の取組イメージを醸成する啓発パンフレットという位置づけにして作成した。」としています。
《生きるちから舎ニュース 2022年6月10日付》