栃木県日光市の憾満ヶ淵(かんまんがふち)は、溶岩によってできた奇勝と大谷川の清流が織りなす小渓谷で、地蔵群と化地蔵散策が観光客に人気のパワースポットです。田母沢御用邸の近くで神橋から徒歩で散策可能。最も近い駐車場は含満公園の無料駐車場です。一番奥が身障者用駐車スペースで、駐車場には公衆トイレがあります。
公園のバリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、トイレットペーパーがあり、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。とても綺麗なトイレでした。
含満公園の駐車場から憾満ヶ淵までは、全行程未舗装路面を通ります。車椅子が動く路面もありますが、多くの箇所はデコボコが多い路で、車椅子での移動は快適ではありません。悪路に強い車椅子利用者向けの散策路です。
悪路を進み、寺門の段差を乗り越えることが出きれば、太子堂までなんとか車椅子で移動できないことはありません。しかしここまでが車椅子散策の限界です。
ここから先の渓流沿いの散策路は、デコボコが激しく一般的な車椅子での移動は困難です。この付近から景観を楽しむ観光になります。
少し立ち上がることができる人は、太子堂付近から大谷川の渓谷を見下ろすことができます。これだけでも見る価値のある自然美です。
日光憾満ヶ淵の車椅子観光は限界がありますが、無理をすれば小渓谷の一端を垣間見ることができます。
(本稿は2023年9月に執筆しました)