福井県越前市の「越前がにミュージアム」は「越前がにや日本海の神秘を遊びながら学ぶ体験ゾーン施設」。ミュージアムに併設して海鮮マーケット「越前うおいち」、道を挟んだ「道の駅越前」はレストラン&ショップそして日帰り温泉が営業。3つの施設があるコンプレックスな観光地です。アクセスは車が便利。越前がにミュージアム側と道の駅越前側それぞれに無料駐車場があり、身障者用駐車スペースが設けられています。越前がにミュージアム側は2台分です。
段差回避スロープを通り越前がにミュージアムのエントランスに進みます。越前がにミュージアムは有料施設ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が半額に減免されます。
越前がにミュージアムは3フロア構造の施設で、エレベーターが1基あります。一般の観覧コースは、エレベーターで3Fに上がり、そこから階段路を下りながら1Fに戻ります。車椅子では3Fからエレベーターで2Fへ下り、2Fからまたエレベーターで1Fへ下りる観覧順になります。今回取材時は空いていたので、待つことなくエレベーターを利用できました。
越前がにミュージアムは3フロア構造を利用した、深海300mを再現した3層吹き抜けの巨大ジオラマ展示があります。1Fには水族館のような「海遊歩道」があり車椅子で観覧できます。
HPでは「海の中にいるような癒しの空間」と紹介されています。短いながらも楽しい歩道です。
ビックリアート系の撮影スポットがあります。車椅子で記念撮影ができました。
越前がにミュージアムのバリアフリートイレは一般的なサイズの個室ですが、内部はやや変形した構造で、ウォシュレット付き便器が備えられています。固定手すりが邪魔に感じる人がいるかもしれません。
次に道を挟んだ道の駅越前の状況を紹介します。越前がにミュージアムから横断歩道を渡って移動できます。
または車で道の駅越前の身障者用駐車スペースに移動します。
道の駅越前のエントランスは段差構造なので、身障者用駐車スペースの近くにある段差回避スロープを利用します。
道の駅越前内部はバリアフリー仕様です。1Fにあるバリアフリートイレはスペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。とても綺麗なトイレです。
越前がにミュージアムと道の駅越前は、車椅子で利用できるバリアフリーな施設です。
(本稿は2024年7月に執筆しました)