袋田のレストラン&ショップ こんにゃく関所 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

茨城県久慈郡大子町袋田にある、地元の食品メーカーが運営するお店です。ショップのメインは名産のこんにゃく。刺身こんにゃくや凍みこんにゃく、特産のりんごを使ったアップルパイなどが並びます。レストランはゆばやうどん、奥久慈しゃもなどを用いたメニュー。ゆばは併設されている豆腐屋「ゆば壱」で製造しています。

こんにゃく関所

お店も食事処も車椅子で利用できるバリアフリー仕様。駐車場には身障者用駐車スペースが設けられています。駐車場からスロープを上がり店内へ進みます。

こんにゃく関所

店舗棟とは別にトイレ棟があります。バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

こんにゃく関所

こんにゃく関所は奥久慈ドライブ観光で車椅子で立ち寄れる、バリアフリーなお店です。

(本稿は2024年3月に執筆しました)

奥久慈の観光名所「袋田の滝」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

茨城県 道の駅奥久慈だいご 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

袋田の滝がある茨城県大子町の道の駅です。

道の駅奥久慈だいご

開業は1998年で、2021年5月にリニューアルオープンしました。内外装がメンテナンスされて、レンタサイクルステーションが誕生しています。

道の駅奥久慈だいご

駐車場は85台を収容。施設棟よりも低い位置にあります。

道の駅奥久慈だいご

身障者用駐車スペースは屋根なしで2台分用意されています。

道の駅奥久慈だいご

身障者用駐車スペースの横からスロープを上がり施設棟に向かいます。

道の駅奥久慈だいご

スロープを上がると、テント屋根の下に椅子が固定されているフリーテーブルが並んで配置されています。ここでソフトクリームなどのテイクアウト商品をいただくことができます。車椅子では横からの利用になりますが、ややスペースに余裕がないテーブル配置です。

道の駅奥久慈だいご

バリアフリートイレは、24時間トイレ棟と施設棟内に用意されています。トイレ棟は男女別トイレの手前にバリアフリートイレがあります。

道の駅奥久慈だいご

スペースに余裕がある個室で、オストメイトが備えられています。

道の駅奥久慈だいご

屋内トイレは、スペースは少し狭くなりますが、綺麗なウォシュレット付き便器が備えられています。

道の駅奥久慈だいご

施設棟はエレベーターがある2フロア構造。1Fが産直「だいごマーケット」と「だいご味レストラン」など。出入口は改装でバリアフリーになりました。

道の駅奥久慈だいご

2Fは日帰り温泉などです。日帰り温泉は源泉からひいた天然温泉。車椅子のための特別な設備はないようです。

道の駅奥久慈だいご

1Fはひどく混雑していなければ車椅子で問題なく利用できます。情報コーナーはスペースに余裕があります。

道の駅奥久慈だいご

1Fの直売所では、奥久慈の美味しいものに出会えます。特産品はリンゴ。お肉はシャモ。こんにゃく、蕎麦なども特産です。「凍みこんにゃく」はこの地域だけのもの。大子町はお茶の栽培北限の地で、周辺にはお茶畑があります。「奥久慈茶」は自慢のブランドです。

道の駅奥久慈だいご

レストランは、食券式のセルフサービス店。可動式のテーブル席があります。セルフサービスに対応できて、席を選べれば車椅子で利用できます。名産の食材を使用した「奥久慈しゃもソースカツ重」「生ゆば入り塩ラーメン」などを美味しく提供。この自動ドアの先、左側がレストランです。

道の駅奥久慈だいご

「道の駅奥久慈だいご」は、特産の美味しいものが楽しめる道の駅です。

茨城県にある道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年7月に執筆しました)

奥久慈 袋田の滝 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

日本三名瀑にも数えられる「袋田の滝」は、1979年に完成した「観曝トンネル」を利用して観光します。車椅子で観光できる名所です。

袋田の滝

袋田の滝へのアクセスは車が便利です。無料町営駐車場が2か所あります。滝までは1km以上の距離がありますが、一般車道を通るので車椅子で利用できないことはありません。

袋田の滝

町営駐車場よりも滝の近くに、民間有料駐車場が複数あります。一回500円程度が相場。ゴールデンウイークなどは高くなります。

滝の近くに土産屋、飲食店などの駐車場が多々あります。お店を利用すれば実質的に無料で駐車できますが、ゴールデンウイークなどは駐車料金が別途かかることもあります。

袋田の滝

無料、有料、土産屋が駐車場の選択肢です。もっとも滝に近い駐車場は、一般車両が通行できる最後の場所にある土産屋の駐車場です。

袋田の滝

車椅子での難関は観曝トンネル入口手前の急坂路です。距離は短い坂ですが傾斜はとても急です。ここは車両通行禁止なので車椅子で上るしかありません。元気な介助者と、または二人以上での車椅子介助が望ましい急坂です。

袋田の滝

この急坂の途中にに公衆トイレがあり、バリアフリートイレがあります。一般的なサイズの個室でシンプルな設備のトイレです。

袋田の滝

観曝トンネルは障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の利用料が無料に減免されます。トンネル手前の発券所で入場手続きを行います。トンネル内は舗装路で緩やかな坂道ですが、車椅子での通行は可能です。観曝トンネルは全長276mです。内部は光のトンネル「ダイゴライト」。ライトアップされるようになりました。

袋田の滝

トンネルの途中に恋人の聖地があります。バリアフリーな構造です。

袋田の滝

奥まで進むと「第一観曝台」があります。ここから袋田の滝を眼前に観ることができます。第一観曝台は段差のないバリアフリー構造で、車椅子からの観曝は可能です。

袋田の滝

第一観曝台から更に奥に30m進むと、2008年にオープンした「第二観曝台」へ上がるエレベーターがあります。ここまでの通路およびエレベーターは、車椅子で問題なく利用できます。

袋田の滝バリアフリー情報

第二観曝台へのエレベーターで降りるのは第一デッキです。さらに階段で第二デッキ、第三デッキへと上る構造。車椅子で行けるのは第一デッキまでです。HPなどでも第一デッキからは滝がよく観えない、と案内されています。これは第一デッキと同じ高さにある草木が眺望の邪魔をするからです。冬場は第一デッキ前の草木は枯れていて障害物が少なく、それなりの眺望が楽しめます。夏場でも第一デッキから全く滝が観えないわけではありません。

袋田の滝

滝を観ての帰り道は、一般的にはトンネルの途中から「吊橋」へ抜け、滝川渓流散策コースで戻ります。このルートは途中で段差があり車椅子では通行できません。

袋田の滝

車椅子では、帰りも観曝トンネルを通行します。

奥久慈の名瀑「袋田の滝」は、観曝トンネル入口手前の急坂を上ることが出来れば、車椅子で観曝が可能です。

近隣のバリアフリーな休憩施設「道の駅奥久慈だいご」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2024年3月に加筆しました)