車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は茨城県の鹿行(鉾田市、行方市、潮来市、鹿嶋市、神栖市)にある「道の駅」2施設の情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

「道の駅いたこ」(潮来市)

2002年開業。平成30年度の重点道の駅に選定されています。敷地面積約2ha。フラットな平地が広がる水郷エリア、東関道の終点「潮来IC」の近くにある道の駅です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

障害者用駐車区画は屋根付きで3台分を用意。スロープを利用して施設に向かいます。独立棟トイレの男女別入口にそれぞれ、障害者用トイレが用意されます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

独立した観光「情報棟」がトイレ棟の横にあります。屋台出店などがある「ひかりの広場」と、新築されてバリアフリーレベルが上がった農産物産直ショップ「新鮮市場伊太郎」棟。そして土産品加工品の物産ショップ「うるおい館」とお食事処「おふくろ」。一番奥には2018年にフリースペース「グラスハウス」がリニューアルオープンしました。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編隣接して20ホールのコースがある「グランドゴルフ」場があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

新しい施設「グラスハウス」は、飲食可能な休憩スペースで、キッズコーナーを併設。出入口は手動ドアですが、車椅子で利用できる施設です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

 

 

「道の駅たまつくり」(行方市)

漢字では「玉造」。旧行方郡玉造町時代の2001年に開業した道の駅です。公衆トイレを含めた総称としては「道の駅たまつくり」ですが、産直ショップの名称は「行方市観光物産館こいこい」です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

「霞ケ浦ふれあいランド」に隣接しているため、駐車場への導入路はやや解り難い動線です。案内版にしたがって導入路を進んでください。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

身体障害者用駐車区画は「こいこい」の脇に2台分を用意。物産館施設へは、段差回避スロープで上ります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

障害者用トイレは、別棟トイレと「こいこい」内の屋内トイレにそれぞれ一つ用意されます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

「こいこい」内の産直ショップは中規模店で、店内の通路幅は並みレベル。空いている状況なら車椅子での利用に大きな問題はありません。農産物は豊富。季節の産品が並びます。産直ショップの商品で、この地らしいのは淡水魚の調理品。鯉、わかさぎ、その他湖水に住む小魚系の煮込み、佃煮などが豊富です。店内のフードコートには「なまず」のハンバーガーがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

霞ヶ浦方面に向いた車椅子で利用できるウッドテラスがあり、美しい景観が楽しめます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

 

 

茨城県鹿行エリアで「道の駅」登録されているのは、以上の2施設です。

他に鹿行エリアで、車椅子で利用出来る産直ショップがある施設を3つ紹介します。

 

 

 

「なめかたファーマーズヴィレッジ」(行方市)

2015年に誕生した施設。廃校になった小学校の校舎をリフォームして、有料の「やきいもファクトリーミュージアム」とショップ&レストランが入店。その周辺に東京ドーム7個分の農場が点在します。

 

一般駐車場は元小学校の敷地の外です。車椅子利用者は駐車場スタッフに声をかけて、車で坂を上り元小学校の敷地内に進みます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

敷地内に障害者用駐車区画はありません。運転者が健常者の場合は、障害者を降車させ、正規の一般駐車場に戻るルール。障害者が運転者の場合は、敷地内に適当に停めます。健常者一人の介助で、そばから離れることのできない重度障がいの人を連れている場合は、その旨をスタッフに相談して下さい。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

やきいもミュージアム、産直ショップとレストランが入店する元小学校校舎内は、バリアフリーです。障害者用トイレあり、エレベーターあり。エレベーターで屋上にも上ることができ、学校の鐘を自由に鳴らすことができます。車椅子での館内施設の利用には大きな問題はありません。

 

 

 

「天王崎観光交流センター(コテラス)」(行方市)

2013年に誕生した、観光拠点と地域交流を目的とした施設。日帰り温泉、産直ショップ、そして会議室や多目的室など地域住民のための公共施設があります。

場所は夕陽の美しさで知られる「天王崎公園」。霞ヶ浦を一望し、筑波山が見える景勝地。条件が良い日は、富士山の雄姿も臨めます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

無料駐車場には障害者用駐車区画があります。施設は2階建てで、屋上は眺望バルコニー。エレベーターは1基。館内1Fと2Fのそれぞれに障害者用トイレが配置されています。

1Fにある産直ショップは小規模なもので、簡単なカフェが併設されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

日帰り温泉は「あそう温泉 白帆の湯」。車椅子利用者への特別な設備はありませんが、手すりなど一般的なバリアフリー対応あり。霞ヶ浦をのぞむ展望風呂や露天風呂があります。

また観光拠点として、期間限定で「観光帆引き船」の見学乗車船の乗合基地になる施設です。

 

 

 

「ファーマーズマーケットなだろう」(鉾田市)

2006年に開業したJA系大型産直ショップです。施設正面に障害者用駐車区画を用意。独立棟のトイレには障害者用トイレがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

広い店内はフラットで、店内通路幅は車椅子で通行できるレベル。よほどの混雑でない限り車椅子での買い物は可能です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

鉾田はメロンの一大生産地。メロンの収穫時期は5月中旬から10月中旬。メロンがない季節は、イチゴの販売に力が入ります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

 

現在は「JA鉾田」の店舗です。元々は「JA鉾田町」と「JA大洋村」。この2JAが合併して「JAかしまなだ」になったのが1997年。「ファーマーズマーケットなだろう」が誕生した2006年は「JAかしまなだ」の時代。2012年までは「JAかしまなだ」で、行政名称の鉾田市にJA名称を合わせ「JA鉾田」になったのが2013年です。

 

 

 

茨城県「道の駅」の紹介記事は、別に「茨城県県北編」「茨城県県央編」「茨城県県西編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

現時点では茨城県の県南(石岡市、かすみがうら市、土浦市、つくば市、つくばみらい市、守屋氏、取手市、牛久市、龍ヶ崎市、稲敷市、阿見町、利根町、河内町、美浦村)には、「道の駅」登録された施設はありません。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は茨城県の県北(北茨城市、高萩市、常陸太田市、常陸大宮市、日立市、那珂市、ひたちなか市、大子町、東海村)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

 

「道の駅ひたちおおた」(常陸太田市)

2016年開業。段差が全くないバリアフリー設計の施設です。障害者用駐車区画は3台分用意。施設の正面ではなく横側に配置されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

障害者用トイレは計3つを用意。24時間開放の独立棟トイレには、男女別トイレの入り口にそれぞれ障害者用トイレを配置。異性介護でも利用でき、同性介護で異性側の障害者用トイレを使用しても問題ありません。メイン棟の中の屋内トイレにも障害者用トイレがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

屋内施設の主な構成は、産直ショップ、フードコート、レストラン、CVSです。出入口は自動ドア。車椅子で利用しやすいフラットで広い通路。ビュッフェレストランも一般的な車椅子利用者なら、大きな問題はなく利用できます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

屋外施設もバリアフリー。イベント広場、こども広場とも、車椅子での利用は可能です。トマトハウスは栽培ハウスで、要予約で収穫体験が出来ます。利用者の障がいの状況によりますが、概ねバリアフリー仕様になっています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

 

 

「道の駅常陸大宮」(常陸大宮市)

2016年開業。施設全域、段差が全くない構造です。障害者用駐車区画は3台分を用意。トイレは別棟と屋内の2カ所にあり、それぞれに障害者用トイレが用意されます。

「かわプラザ」と称していますが、久慈川沿いの立地で「親水広場」を整備。その一角には「ドクターヘリポート」が設置されています。川に向かってバリアフリー歩道が整備され、河原のすぐ手前まで車椅子で行くことができます。

敷地面積は55,884㎡と広く、産直ショップ、食事処に加えて小規模ながらフードコートを備えています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

産直ショップ店内の通路幅はとても広く、車椅子で利用しても全く問題のない余裕があります。

力を入れている特産品は「エゴマ」。「えごま油」を絞る加工場が施設内に併設されています。生絞り「えごま油」から、えごま油入りのジェラートやパンなど、名物を目指して常陸大宮産の「エゴマ」の加工品が販売されています。

フードコートや食事処からは久慈川の雄大な風景を臨むことができます。展望コーナーが2Fに設けられていますが、2Fへは階段のみです。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

施設建物の裏、久慈川を臨む高台には「バーベキュー場」があり、手ぶらでバーベキューが楽しめます。この「バーベキュー場」はバリアフリー仕様で、車椅子での利用は可能です。

施設建物の横には、屋根付きで舗装された広い「イベント広場」、大型遊具もあるある芝生の「公園」、更に「体験農園」まであります。どこに行くにも段差無の無いバリアフリー設計です。

「道の駅常陸大宮」は、「次世代の道の駅」として、中継地ではなく、旅の目的地になることを目指しています。

 

 

 

「道の駅日立おさかなセンター」(日立市)

道の駅登録されたのは2014年ですが、「日立おさかなセンター」としては1992年から営業しています。トイレとその周辺の駐車場を整備して「道の駅」になりました。そのため車椅子では苦労する古い設備も現存しています。

新設した独立棟のトイレには障害者用を一つ用意。広くて設備もよく、冬季は暖房が入ります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

駐車場は施設前と施設後方の2か所に分かれ、どちらにも障害者用駐車区画があり、計6台分が用意されます。施設後方の新設トイレ近くの駐車場が整備されたばかりなので綺麗ですが、機能的にはどちらもそれほど違いはありません。どちらからでも施設前まではバリアフリーに行くことができます。

施設は3つに分かれます。第一センターは1F鮮魚店街と2Fに飲食店、第二センターは平屋の飲食店街、第三センターが1Fの飲食店と鮮魚店になります。

第二センターは駐車場と同じ高さで、飲食店は5店舗と売店レベルが2店舗。いずれもそれほどバリアフリーに気を配った店舗ではありませんが、車椅子でもなんとか利用できます。

第一と第三センターは50cmほどかさ上げされた敷地に並んで建っています。第一と第三センターに車椅子で行くには、幅が狭く傾斜が少し急なスロープを利用します。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

第一センターの入口のドアは手動式で、2Fの飲食店と休憩所へは階段のみです。1Fの鮮魚店街は、通路幅があり車椅子で利用できます。

第三センターは「みなと町横丁商店街」。センターの奥半分は鮮魚店コーナーで、通路幅は広く、車椅子でも極端な混雑時以外は店内を回遊できます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

手前半分を占める飲食街には、鮮魚店で買ったものを自分で焼いて食べられる「浜焼きコーナー」、好きなネタを選んで買って丼にする「味勝手丼」、そして「立ち食い寿し」のお店があります。「浜焼きコーナー」「味勝手丼」とも可動式の席なので、空いていれば車椅子で利用できます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

第一センターと第三センターの中央部を繋ぐ通路は、手動ドアをそれぞれ開閉して移動します。

車以外のアクセス方法です。JRの駅とおさかなセンターを結ぶ、「ひたちBRT」というバスがあります。廃線になった日立電鉄線の線路軌道を、バス専用の道路にして走る交通システムです。いわゆる「低床バス」で運行されています。

 

 

 

「道の駅奥久慈だいご」(大子町)

1998年に開業した施設ですが、車椅子利用者への配慮が伝わってくる設備改良がおこなわれています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

広い区画の障害者用駐車スペースは2台分で屋根無しタイプ。駐車場から施設へはロングスロープで上ります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

トイレは独立棟と屋内があり、それぞれ障害者用が一つ用意されます。どちらも綺麗に改装されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

2フロア構造の道の駅で、エレベータがあります。1Fが産直ショップとお土産コーナー、そして食事処。2Fは天然日帰り温泉で施設入浴料金は500円です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

産直ショップやお土産コーナーの店内通路は、混んでいると車椅子での店内回遊は難しい、少し狭い設定です。産直ショップは外部通路も売り場に活用しています。外部売場はスペースに余裕があり、車椅子での利用は十分に可能です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

扱い商品は山の幸を中心に美味しいものが並びます。特産品はリンゴ。お肉ならシャモ。こんにゃく、蕎麦なども特産。「凍みこんにゃく」「奥久慈しゃも」などが並び「奥久慈茶」も自慢のブランド。大子町はお茶の栽培北限の地で、周辺にはお茶畑があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

 

 

「道の駅さとみ」(常陸太田市)

1995年開業。凝った設計が光る道の駅です。ここは里見地区。里見牧場の乳製品などが特産です。

駐車場に障害者用駐車区画が2台分ありますが、一般駐車区画と全く同じサイズで乗車スペースの余裕はありません。道の駅施設は駐車場からは段差の上。車椅子では障害者用駐車区画の近くにある、折り返し構造のスロープで施設へ上がります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

施設建物はとても凝った設計で、お金をかけたことが解ります。モチーフは「傘」。バブル期にこの地区で「アンブレラ展」というイベントが開催されたことに由来します。良いものを大切に長く使っている施設です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

「道の駅さとみ」は、半独立型の公衆トイレ、観光情報コーナー、産直ショップ、食事処という4つの施設で構成されます。

「半独立型の公衆トイレ」と「観光情報コーナー」は暖房がないので、体力に問題のある重度障害のある方は冬季の利用は注意してください。障害者用トイレは上層が吹き抜けの構造で、ウォームレットとウォシュレット付きです。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

建屋への出入口は手動ドアの箇所もあります。「産直ショップ」から「食事処」へはインドアで繋がる構造。床面は基本的にフラットなので車椅子での移動に大きな問題はありません。

「産直ショップ」の店内通路幅は並みレベル。空いていれば車椅子での利用に大きな問題はありません。「食事処」はフラット構造でバリアフリー。車椅子での利用は可能です。

 

 

 

「道の駅みわ」(常陸大宮市)

1995年の開業。常陸大宮市の美和地区にあります。夜空の綺麗な星と、美味しい地産農産物、とりわけ「しいたけ」と「そば」が名産で、巨大な「しいたけ」のモニュメントがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

5台分の障害者用駐車区画があります。この施設は山の傾斜部を活用した構造で、駐車場が下部、施設が上部の構造です。そのため障害者用駐車区画からも、いったん車道にでて、車椅子で幅の狭い傾斜の歩道を上ります。

トイレは「満てんトイレ」と称し、天井に夜空の満天の星空の画を掲げ、入り口付近には往年の映画スターのポスターを貼り、清掃に心を配ることを是としています。障害者用トイレは一つ用意されます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

商業施設の総称は「みわ★ふるさと館 北斗星」。農産物直売所「しんせんファクトリー」は規模の大きなショップです。この店舗のほぼ半分の床は緩い斜面になっています。車椅子では気をつけて利用してください。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県北編

他に名産品・お土産品コーナー「ショップほくとせい」と、「常陸秋そば」を提供する食事処「レストラン北斗庵」があり、小規模ですが車椅子で利用できます。

 

 

茨城県「道の駅」の紹介記事は、別に「茨城県県央編」「茨城県県西編」「茨城県鹿行編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

現時点では茨城県の県南(石岡市、かすみがうら市、土浦市、つくば市、つくばみらい市、守屋氏、取手市、牛久市、龍ヶ崎市、稲敷市、阿見町、利根町、河内町、美浦村)には、「道の駅」登録された施設はありません。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は茨城県の県西(桜川市、筑西市、結城氏、下妻市、常総市、坂東市、結城氏、古河市、八千代町、境町、五霞町)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

「道の駅まくらがの里こが」(古河市)

2013年開業。キャッチコピーは「茨城県最大級の道の駅」です。施設全域段差がなく、スペースに余裕があります。車椅子から見て、現時点では茨城県で最もバリアフリーな道の駅です。

障害者用駐車区画は屋根付きで3台分を用意。障害者用トイレは屋外と屋内の2か所にそれぞれ設置されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

店舗への出入口ドアは、手を近づけて作動させるタイプの自動ドアでワイドタイプ。ショップの通路幅は余裕のある設定です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

農産物産直ショップは「古河マルシェまくらが」。物産コーナーは「お土産処ゆきはな」。食事処は「地産地消フードコートみやことほまれ」。パン屋は「カフェベーカリーはなもも」。銘茶が「お茶コーナーさしま」。惣菜コーナーは「惣菜屋けやき」。すべて車椅子で利用可能です。CVSが併設されています。

 

 

「道の駅ごか」(五霞町)

2005年開業。産直ショップとレストラン、フードコートの構成。障害者用駐車区画は屋根付きで2台分用意されます。障害者用トイレは屋外別棟トイレに一つ。屋内トイレにはありません。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

「五霞IC」から至近の施設で、2018年3月から高速道路を一時退出しても通行料が変わらない「立寄り施設」に指定されています。ただし適用には各種の条件があります。「道の駅ごか」は、67台分の大型車両駐車区画が用意されています。

産直ショップ、店内フードコート、レストランが横並びにあります。屋内施設はフラットでドアは自動ドア。車椅子での利用に大きな問題はありません。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

産直ショップは「わだい万菜」。通路幅は余裕があり、よほど混んでいる場合を除けば、車椅子で店内移動は可能。品数豊富な産直ショップです。

レストラン「華こぶし」は車椅子で利用できます。地場産に拘ったメニューで、野菜とお米、そして常陸秋そば、ローズポーク、ナマズ。天然ナマズ天丼があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

屋内外にお店があるフードコートでは、お饅頭、お団子の単品から、肉まん、から揚げ、ラーメンなどの軽食類まで販売しています。セルフ形式ですが、席は車椅子での利用が出来る、椅子移動が可能なテーブルタイプ。ただし車椅子で利用するには、通路がやや狭いのが難点です。

 

 

「道の駅しもつま」(下妻市)

1999年の開業ですが、2015年9月にリニューアルオープン。メイン棟の1Fが大改装されてバリアフリーになりました。また駐車場から施設棟の間の段差が削られて、やや不完全ながら段差のない路面に改修されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

障害者用駐車区画は、施設メイン棟の中央部に近い一般駐車場ゾーンに幅広い駐車区画が数台分あります。

障害者用トイレは別棟トイレと施設メイン棟屋内にそれぞれ一つ用意されます。

施設メイン棟内には複数のショップが入ります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

産直ショップの通路幅は並みレベルで、混雑しなければ車椅子での買い物が楽しめます。

CVSがあり7時30分から20時の営業。CVSながら地元のお酒、納豆、お豆腐に油揚げなどが充実。道の駅のお土産屋さんとしての使命を担っています。産直ショップが農産物、CVSがお土産、という分担です。

インストアベーカリーの店名は「ベーカリー しもんぱん」。下妻のパンの短縮だと推定されます。フードコートの店名は「しもん亭」。いずれも車椅子での利用は十分に可能。ただしフードコートはセルフサービスです。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

施設別棟があり「そば打ちめいじん亭」と「下妻食堂陽陽」が入ります。この2店は車椅子で利用できます。

隣接して別棟に「納豆工場」があります。ここは車椅子での見学は難しい段差構造です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県県西編~

施設メイン棟の3F部は、お城のような外観の「展望ギャラリー」です。ただしアクセスは階段のみでエレベーターはありません。

 

 

「道の駅さかい」(境町)

 

「道の駅さかい」は1996年の開業。2019年に大規模なリニューアルが行われました。

道の駅さかい

地ビールを製造する「さかい河岸ブルワリー」が誕生。地産の美味しいものなんでもサンドする「さかいサンド」を新設。情報館、物産館とも内装をリニューアル。食事度処のスペース拡張。そしてトイレ設備の更新。車椅子で利用出来る電話ボックスは健在です。

道の駅さかい

駐車場は第一と第二に分かれています。第二はトンネルをくぐった道の反対側。第一駐車場に障害者用駐車区画が屋根無しで2台分あります。

道の駅さかい

独立トイレ棟の男女別トイレの入口にそれぞれ障害者用が用意されます。入口なので異性介護でも利用できるトイレです。

道の駅さかい

3つの物販棟が連続する構造の施設です。最初に入るのは「情報館」。観光情報コーナーと、お菓子、お茶、お酒など特産品の売り場があります。自動ドアでフラット構造なので車椅子での買い物は可能ですが、一部販売棚の配置が悪く、車椅子で通行できない通路があります。

道の駅さかい

「情報館」を出てすぐ左手に新設された「さかいサンド」があります。サンドの販売コーナーとイートインスペースで構成される店舗です。絶対的なスペースはありませんが、混雑していなければ車椅子での利用は可能です。

道の駅さかい

「物産館」は農産物を中心にした産直ショップと食事処が入ります。出入口は自動ドアで店内はフラット構造。店内通路に車椅子で通行できないほどの狭い箇所はありません。

道の駅さかい

食事処は食券式カウンターテイクアウトの軽食店。スペースに余裕があり、可動式のテーブルと椅子が配置されるお店なので、車椅子での利用は可能です。

道の駅さかい

 

茨城県「道の駅」の紹介記事は、別に「茨城県県北編」「茨城県県央編」「茨城県鹿行編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

現時点では茨城県の県南(石岡市、かすみがうら市、土浦市、つくば市、つくばみらい市、守屋氏、取手市、牛久市、龍ヶ崎市、稲敷市、阿見町、利根町、河内町、美浦村)には、「道の駅」登録された施設はありません。