車椅子で行く東京ミッドタウン~フジフイルムスクエアのバリアフリー事情

東京ミッドタウン開業当初からある「フジフイルムスクエア」。ミッドタウン・ウェスト1Fにある、写真の魅力に気軽に触れることが出来るギャラリーです。フジフイルムスクエアのバリアフリー事情を紹介します。

 

○車椅子では24時間エレベーターでアクセス

先端バリアフリー施設であるミッドタウンの施設。車椅子で快適に利用できます。地下鉄駅直結、地下駐車場完備。電車できても、車で来ても、車椅子利用者は地階から24時間エレベーターで1Fへ上がってください。駐車場利用ならエレベーターはB2のP3出口の近く。地下鉄利用ならB1からになります。

東京ミッドタウン~フジフイルムスクエア

○10m屋根無し区間あり

エレベーターで1Fに上がります。フジフイルムスクエアの入口はすぐ近く。ただし建物の構造上10m外を通るので雨の日は濡れます。出入口は手動ドアと自動ドアがあります。10mで着く入口は手動ドア。自動ドアはさらに屋根無し路を20mほど進んだ先の、外苑東通り側の中央入口です。車椅子利用者は、雨の日でなければ中央入口自動ドアをご利用ください。

東京ミッドタウン~フジフイルムスクエア

○フジフイルムスクエア内はバリアフリー

施設は入場無料。内部はフラットで障害者用トイレもあるバリアフリー設計です。車椅子での利用に大きな問題はありません。

近年2Fは使用されていません。スクエア会場は1Fのみ。自社の化粧品コーナーもありますが、基本路線は写真に関わるギャラリー。往年のカメラ名器展示から最新製品の紹介、カメラに関する相談窓口、修理受付窓口などがあります。

東京ミッドタウン~フジフイルムスクエア

○カメラの無料レンタルができる

最新カメラのレンタルサービスもやっています。当日返却なら料金は無料。プレミアムミラーレスカメラを、無料で体験できる企画です。レンタルには細々とした条件があるので、詳しくは直接お問い合わせください。

東京ミッドタウン~フジフイルムスクエア

○写真歴史博物館で昔にふれる

その時々の企画写真展ができるスペースは3つ。一つは「写真歴史博物館」。どちらかと言えば、ベテランカメラマンの、古い作品も含めた、なんとなく写真の“歴史”を感じさせるような企画が多いスペースです。古い写真機器の展示もあります。

東京ミッドタウン~フジフイルムスクエア

○メインのスペース、フジフィルムフォトサロン東京

メインのスペースは「フジフィルムフォトサロン東京」。「スペース1」と「スペース2」に分離することも出来るギャラリーで、現在活躍中の旬の写真家の企画展や、様々な写真展の入賞作品の展示会などが開催されます。展示の入れ替え頻度は早く、毎週替わる印象です。見たい企画があれば、すぐにお出かけしましょう。

東京ミッドタウン~フジフイルムスクエア

○ミニギャラリーで意欲作の出会う

最後は「ミニギャラリー」。このスペースは、どちらかというと若手の、売り出し中の写真家の作品展が中心。もちろんイイ年の写真家の作品展の場合もあります。写真を売りたい、評価されたい、という写真家の作品展なので、写真家本人が会場にいることも多く、展示即売や関連グッズの販売などもよく行われています。

商業的に面白い、意欲作が多いギャラリーといえるでしょう。「ミニギャラリー」の展示入れ替えサイクルは、だいたい2週間程度。ここも多頻度で企画が変わるギャラリーです。

東京ミッドタウン~フジフイルムスクエア

○撮影OKの作品もあり

展示作品のなかには、写真撮影OKの作品があります。来場者に積極的にSNS発信をしてもらいたい、という狙い。近年こういう発想のイベントや施設が増えてきましたが、多分フジフイルムスクエアが元祖ではないでしょうか。もちろん撮影NGの作品もあるので注意。著作権は正しく守りましょう。

東京ミッドタウン~フジフイルムスクエア

○東京ディズニーリゾート写真展は恒例イベント

どんな企画展があるか。例えば「東京ディズニーリゾート写真展」。TDR公式フォトグラファーや月刊ディズニーファン誌のフォトグラファー、そしてゲストフォトグラファー。写真と東京ディズニーリゾート、両面のプロ達が撮った作品の展示会です。2017年は7月21日から8月9日の開催で、大盛況でした。

東京ミッドタウン~フジフイルムスクエア

○アナログ写真の展示会

マニアこだわりの写真展もあります。例えば2018年1月4日から11日までの開催「美しき日本の屋根」は、新春を彩る自然の美を、リバーサルフィルムで撮影された作品の展示会。展示作品は、プリントマンが暗室で引き伸ばした職人技の写真と、フジカラーのデジタル技術でプリントした作品があり、その技術の共演が主題の一つです。

 

雨の日の微細な問題を除けば、先端バリアフリー施設であるミッドタウンの中。車椅子で快適に利用できる施設です。地下鉄駅直結、地下駐車場完備。館内全域バリアフリー。写真に特別な興味の無い方でも楽しめる施設です。

車椅子で行く東京ミッドタウン~バリアフリー状況

2017年3月30日で満10歳になった東京ミッドタウン。延べ来場者数は3億人とプレス発表されました。開業当初は間違いなく最先端バリアフリー施設。10年以上経った現在でも、日本を代表するバリアフリー施設です。車椅子利用者からみた、東京ミッドタウンのバリアフリー面での優れたポイントをご紹介します。

東京ミッドタウン~バリアフリー状況

○車椅子で行きやすい

アクセスがバリアフリー。地下鉄駅直結で地下駐車場完備。駐車場は車椅子利用者でも原則機械式になりますが、ゆっくり広々と乗降できるので、大きな問題はありません。

東京ミッドタウン~バリアフリー状況

周囲の道路歩道もバリアフリーです。例えば国立新美術館から東京ミッドタウンへ向かう歩道は、改修されて素晴らしくバリアフリー。広くてフラット。地下へ行くエレベーターまであります。電車、車、近隣から徒歩で。いずれのアクセス方法でも、バリアフリーです。

東京ミッドタウン~バリアフリー状況

○スペースに絶対的な余裕がある

この10年間、様々な新施設が誕生しましたが、その中でも東京ミッドタウンが車椅子で利用しやすい最大の要因は、スペースに絶対的な余裕があるためです。このアドバンテージは強い。施設内通路、屋内広場、エレベーターホールなどスペースに余裕があり、車椅子で快適に利用できます。屋外施設も同様。スペースの余裕は、バリアフリーの十分条件です。

東京ミッドタウン~バリアフリー状況

○トイレが一級品

障害者用トイレは数多く配置され、いずれも一級品のトイレ。気持ちよく利用できます。ガレリア内は原則ワンフロアに2か所。サントリー美術館やデザインハブなどの施設内にも、障害者用トイレがあります。ミッドタウンタワー内にも、一般利用が可能な障害者用トイレあり。トイレの配置を覚えておくと、混雑時も適切な対応ができます。

東京ミッドタウン~バリアフリー状況

○テナント店の多くはワイド通路設定

すべてのテナントが完璧に車椅子で利用しやすい、とまでは言いませんが、多くのお店は車椅子で快適に利用できます。例外があるのはガレリア地階のイートインタイプのお店。車椅子のままの利用には、やや困難を伴う構造のグルメ店があります。

東京ミッドタウン~バリアフリー状況

○施設すべてがバリアフリー

商業施設内に、無駄な段差はほぼなし。

エレベーターは多系統で、車椅子での上下階移動に、ストレスを感じたことはありません。東京ミッドタウン~バリアフリー状況

 

サントリー美術館、デザインハブ、21_21DESIGN SIGHT、そして芝生広場から檜町公園。文化施設や公園スペースまでもが素晴らしくバリアフリー。車椅子で快適に利用できます。

周辺路もバリアフリー。桜の季節、ライトアップの季節、いつでも楽しく車椅子でお散歩ができる歩道です。

東京ミッドタウン~バリアフリー状況

10周年を記念して、施設のロゴマークがリニューアルされました。そういう目で見ないと、気が付かないかもしれません。カラーは変わらず緑系ですが「10年間育んできた豊かな緑を象徴する深みのあるカラーへと変更」されたそうです。

10年経っても東京ミッドタウンは先端のバリアフリー施設です。車椅子で安心してご利用ください。

車椅子で行く東京ミッドタウン~サントリー美術館のバリアフリー事情

東京ミッドタウンはバリアフリー。そのなかにある「サントリー美術館」です。基本構造はバリアフリーで車椅子での鑑賞は可能ですが、企画によっては少々問題があることも。サントリー美術館のバリアフリー事情を紹介します。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

○障害者減免あり

サントリー美術館は、バリアフリー美術館です。東京ミッドタウンの3Fと4Fを使った2フロア構成。両フロアとも、障害者用トイレが配置されています。

入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免。3Fと4F間は専用エレベーターが2基あり、車椅子での上下階移動に問題はありません。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

○3F→4F→3Fの動線

4Fに第一展示室、3Fに第二及び第三展示室があります。ほとんどの企画展は、3Fの入口から最初にエレベーターで4Fに上り、階段で3Fに戻ってくるパターン。エレベーターの乗降口には、3F・4Fともスタッフが常駐、誘導しています。いつも感心しますが、ここはスタッフの応対が素晴らしい美術館です。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

○混雑するとつらい

その企画展の展示方法によりますが、展示台の中に、ほぼ水平に作品が並べられた展示方式が多い企画展があります。これだと混雑すると車椅子での鑑賞はつらい。混雑しているので、場内壁面にそって並ぶ展示台には、来場者がびっしり。一作品を真上から見ることで出来るのは、常時1名。車椅子から漫然と会場内を眺めると、壁際に人垣が出来て、ゆっくり動いているように見えます。

こうなると、人垣の端に並んで、動きに合せて車椅子で進んで見るしかありません。車椅子は横移動が出来ないので、展示作品を横目で見ながら、前の人に続いて動きながらの鑑賞になります。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

○一部、車椅子で見にくい展示台あり

展示台の高さは低いタイプとやや高いタイプの2種あり、やや高いタイプの展示台だと、一般的な車椅子から鑑賞できるギリギリの高さです。

また一部展示ケースが旧型。真上から除きこまないと作品が見えない展示ケース。高さもあるため車椅子からは、ほぼ見えません。この旧型展示ケースは早くお役御免になっていただきたいものです。

サントリー美術館

○11時までの来館方法

サントリー美術館の開館は10時です。サントリー美術館がある、東京ミッドタウンの商業施設の開館は11時。経験上、10時台のサントリー美術館は比較的空いていて、11時を過ぎると混み始めます。

ただし、11時までは美術館へのアクセスルートが限定されます。ガレリア内へ入ることが出来る入口は1Fの3か所。大屋根があるリッツカールトンの横の入口と、檜町公園側の入口、外苑東通り口です。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

地下鉄でアクセスした場合、地階からはガレリア内へ入ることができません。健常者向けにはエスカレーターで1Fへ上るルートが推奨されていますが、車椅子利用者はP3直結の24時間エレベーターを利用して1Fへ向かって下さい。ただこのエレベーターのB1の場所は、初めてだと解り難い。事前に十分な予習をしておくことをお薦めします。

檜町公園側から入る場合は、広場横のエレベーターで連絡デッキに上がり、ミッドタウンガレリアに進んで下さい。ここのドアは10時から解放されています。

10時台でも、比較的空いているだけで、それなりに来場者はいます。必ずしも快適なガラガラ状態を保証するわけではありません。ご理解ください。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

○近年の主な企画展開催実績

 

「広重ビビッド」―2016年4月29日から6月12日。初公開とうたわれた「六十余州名所図会」などを展示。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

「鈴木基一」―2016年9月10日から10月30日。「江戸琳派の旗手」鈴木基一の生涯にわたる多彩な作品群を展示して実像を解明する企画展。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

「小田野直武と秋田蘭画」―2016年11月16日から2017年1月9日。解体新書の挿絵を描き、殿様に絵を教えた画家、31歳で夭折した18世紀の天才の世界。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

「神の宝 玉手箱展」―2017年5月31日から7月17日。鎌倉時代から室町時代、高貴な女性に愛された数多くの玉手箱と、箱の中に入る櫛や鏡なども数多く展示。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

「おもしろびじゅつワンダーランド2017」―2017年8月1日から8月31日。夏休み子ども向け企画。同種の企画は前回2012年、5周年記念で開催。今回は開館10周年記念で5年ぶりの開催。

サントリー美術館

「狩野元信」―2017年9月16日から11月15日。歴代狩野派絵師の中で最高評価を受けている、狩野派二代目元信展。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

「セーヴル、創造の300年」―2017年11月22日から2018年1月28日。「フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年 」草間彌生氏デザイン「ゴールデン・スピリッツ」は目玉作品。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

「寛永の雅」―2018年2月14日から4月8日。三代将軍家光、寛永時代の美にスポットを当てた企画展。

東京ミッドタウン~サントリー美術館

 

企画のセンスが光る「サントリー美術館」。東京ミッドタウンはバリアフリー。安心して車椅子で利用できます。