東京都写真美術館「うつくしい実験」展バリアフリー情報

東京都目黒区恵比寿の東京都写真美術館で、2018年7月24日から9月24日開催の「杉浦邦恵 うつくしい実験」展に車椅子で行きました。

写真展ではなくまるで現代アート展。車椅子でゆっくり鑑賞できる企画展です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

○まさに美の実験作品群

東京都写真美術館の企画展としては、珍しいほどに写真展らしくない企画展です。

1960年代から活躍しているアーティスト、杉浦邦恵氏の個人展。カメラを道具の一つに使った表現の実験。自らの美のイメージを写真の概念を越えて製作。実験的な写真アートです。

○バリアフリーに問題なし

「杉浦邦恵 うつくしい実験」展は、観覧料は障害者手帳の提示で本人と介助者2名まで無料に減免されます。

東京都写真美術館は素晴らしいバリアフリー施設。「うつくしい実験」の展示会場内もバリアフリー。通路幅に余裕があり、作品の展示は主に壁面を利用したオーソドックスなもの。車椅子でゆっくり鑑賞できる企画展です。

東京都写真美術館「うつくしい実験

○表現の多様性

杉浦邦恵氏の作品の表現としての美しさと、その表現の方向の多様性が凄い。インスピレーションが無限に湧き出るアーティストです。60年代に絵画と写真を融合させる作品を生み出しています。

 

○写真の技術

そして年代を経るほどに、写真の技術に凄みが増します。ポスターになっている人物写真は、どんなことをして撮影したのか。うつくしい実験の成功作品です。他にも製作過程が想像できない、美を追求した凄い作品が数多く展示されています。

東京都写真美術館「うつくしい実験

○50年を超える創作活動

杉浦邦恵氏は1942年の生まれ。1963年に米国に留学して創作活動を始めています。今から55年前のこと。これからも「うつくしい実験」を続けていただきたいアーティストです。

「うつくしい実験」は車椅子で見やすい企画展です。

ICC 「オープンスペース2018」  バリアフリー情報

東京オペラシティ内のNTTインターコミュニケーションセンター(ICC)で開催される、毎年度恒例の展覧会「オープンスペース」。「2018」は6月2日から2019年3月10日までの開催です。

入場無料。会場はバリアフリーで、車椅子で利用できます。

「オープンスペース」は2006年から始まりました。2018で13回目の開催です。

○楽しくて難解

「オープンスペース」展は、様々な表現によるメディア・アート作品の展覧会。先端の技術を用いて、最新の研究に基づき、現代社会の問題を表現することが主なテーマです。展示作品の解説は難解ですが、見て、動いて、楽しく参加できる作品が展示されています。作品の楽しみ方は、人それぞれです。

ICC「オープンスペース2018

○バリアフリー状況

東京オペラシティは初台駅直結で、地下駐車場あり。館内はバリアフリーで車椅子での利用に大きな問題はありません。

ICCは4F。館内2系統のエレベーターでアクセスできます。ICCの受付は4F。「オープンスペース」の展示場は5Fで、ICC内に専用エレベーターがあります。またICC内5Fに障害者用トイレが用意されています。

ICC「オープンスペース2018○段差がある展示はひとつ

車椅子でICCに行くと、4Fの受付でバリアフリー面の説明をしていただけます。今回の展示で段差があるのは、反響の無い部屋で音を聞く展示。入口から数段上り無反響の部屋に入ります。

もう一つ、靴を脱いでソファーに寝そべり映像を見る展示があります。ヘッドフォンで迫力ある音声を聞き、ソファーが振動する仕掛け。これは車椅子から降りてソファーまで行ける人なら鑑賞できます。

ICC「オープンスペース2018○音、光、暗さに弱い方は要注意

車椅子のまま鑑賞できる「オープンスペース」の展示の中には、狭く暗い空間、突然の音響、突然の発光、などの要素がある展示があります。障がいのある方は、苦手な作品は避けて展覧会を楽しんでください。

ICC「オープンスペース2018

難しい科学、理論を学ばなくても、展示作品を楽しめます。先端のメディア・アート作品の展覧会、ICC「オープンスペース2018」は車椅子で参加できます。

埼玉の産直ショップ しらおか味彩センター バリアフリー情報

埼玉県白岡市の「しらおか味彩センター」は、障害者用トイレがある、車椅子で買い物ができる産直ショップです。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年8月の取材に基づいています。

○地域農業の振興を図る

東京のベットタウンでもある白岡市。「しらおか味彩センター」は、2003年に開業した地域の農業振興と市民と農家の相互交流のための施設です。産直ショップと蕎処で構成。地元産の美味しいものと出会える場所です。

しらおか味彩センター

○障害者駐車区画は1台分

場所は白岡市役所の隣接地。アクセスは車が便利です。人気施設で駐車場は複数用意されています。障害者駐車区画は第一駐車場に1台分を用意。第一駐車場は構造的に袋小路で、その最も奥に近い場所が障害者駐車区画です。

観察していると。奥まですすんだが駐車スペースのない車が、一生懸命Uターンしています。そのような混乱する場所にある障害者駐車区画なので、混雑時は第二駐車場など、やや遠くても空いている駐車場を利用した方が楽かもしれません。

しらおか味彩センター

○ハスの植栽地あり

今回は8月の訪問。施設敷地内の中央部は円形のハス植栽地。大きなハスの花が綺麗に咲いていました。味彩センターはハスの鑑賞スポットでもあります。

ただしハスの周りは未舗装エリア。車椅子では近付き難いデコボコです。ちょっと離れた舗装路から、車椅子でハスを鑑賞しました。

しらおか味彩センター

○産直ショップは「おおばん市場」

ショップの名称は「おおばん市場」。HPによると、米、梨、トマトが自慢の生産品として紹介されています。今回訪問時は梨の販売時期。特設テントで梨が売られています。

店内の通路幅は並みレベル。混雑していなければ車椅子での店内回遊は可能です。メインの出入口は自動ドア。レジ横の出口専用ドアは手動です。

しらおか味彩センター

○インドアの障害者用トイレあり

「おおばん市場」は、年季の入った平屋の市場。トイレはレジ横の奥、男女別トイレと障害者用トイレがあります。障害者用トイレの広さは並みレベル。今回取材時点では、ウォシュレットは付いていません。それでも実用に耐える障害者用トイレです。

しらおか味彩センター

○蕎麦処は「いっとこ茶屋」

地元産のそば粉を使用した手打そばを味わえるのは「いっとこ茶屋」。独立した建物で営業しています。その横にはアイス販売のスタンドもあります。

しらおか味彩センター

「しらおか味彩センター」は車椅子で買い物ができる産直ショップです。